上腕三頭筋とは?
上腕三頭筋とは、上腕二頭筋の反対側、つまり力こぶのある方とは逆の、腕の裏側に位置する筋肉です。
所謂二の腕と呼んでいる部位ですが、この上腕三頭筋は腕の筋肉の60%を占める程大きな筋肉です。
上腕三頭筋は肘を伸ばす時や、ボールを投げる時、物を腕で押す時など、日常生活において頻繁に使われる筋肉です。
スポーツ、特に球技をされる方は、運動前にしっかり上腕三頭筋のストレッチを行って筋肉の緊張をほぐし、怪我の予防に役立てましょう。
上腕三頭筋は3つに分かれる筋肉
上腕三頭筋は腕の筋肉の60%を占めているだけあって、その筋肉は3つに分かれています。
腸腰筋や腹筋などの筋肉群とはまた違うのですが、構造を知っておくと、ストレッチの効果もまた変わって来ます。
上腕三頭筋は長頭・内側頭・外側頭に分かれています。
長頭は腕の付け根の近い部分にあり、内側頭・外側頭は肘に近い部分に位置する筋肉です。
ストレッチによって伸ばせる箇所が違いますので、まんべんなく行うことが大事です。
上腕三頭筋が影響をおよぼす部位
上腕三頭筋が筋肉が硬くなると、肩が上がりにくくなったり、肘を伸ばす時に違和感を伴う場合もあります。
また、上腕三頭筋の長頭という部分は肩甲骨まで付着しているため、肩こりにも大きな影響を与えます。
上腕三頭筋が硬くなると肩関節の稼働域が狭まるため、このようなトラブルに見舞われてしまうのですが、これらの症状の他、肩から指先にかけてのだるさや、首の痛み、五十肩などの原因にもなりえます。
スポーツをする方だけでなく、上腕三頭筋を使い慣れていない方も、常にマッサージやストレッチを行ってトラブルを未然に防ぐようにしましょう。