ランナーの健康的なふくらはぎ

ヒラメ筋の筋肉痛について

 

第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎにある、ヒラメ筋。
頻繁に使われるため筋肉痛や疲労に悩まされる部位でもあります。
ヒラメ筋と筋肉痛、ここではその対処法などをまとめました。

ヒラメ筋は「第二の心臓」

鍛え抜かれたふくらはぎ

ヒラメ筋と腓腹筋から構成されるふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれています。
これはふくらはぎには多くの血管が集まっており、下半身の血液をポンプのように押し出す役目を担っているためです。

ふくらはぎの筋肉が硬くなっていたり衰えていると、ポンプ作用が弱まり、血液やリンパ液の循環が停滞してしまうため、むくみや冷えに繋がります。
脚のむくみは、痛みなど体調不良の原因となりかねません。

ヒラメ筋を鍛えるメリット

ししゃも足の解消

鍛え抜かれたふくらはぎ

ヒラメ筋を適度に鍛えると、腓腹筋をスリムにすることが出来ます。
これはふくらはぎの主な機能をヒラメ筋が担っているためです。

ヒラメ筋が上手く使えずに腓腹筋で補っていると、その分腓腹筋が発達して太くなるししゃも足になってしまうのです。
そこで、まずヒラメ筋を使えるようにすることで腓腹筋の負担が軽くなり、理想通りの美脚を手に入れることが出来るでしょう。

運動の質が上がる

スタート位置につく陸上選手

また、運動やスポーツをする人にとってもヒラメ筋は重要な部位です。
ヒラメ筋をストレッチなどでほぐせば下半身の血流が良くなり、足の引きつけ動作がスムーズに出来るようになります。

ヒラメ筋の健康状態を維持することで、いずれは土踏まずのアーチが出来、シンスプリントや足底腱膜炎といった運動傷害の予防になります。
足首や膝裏も柔らかくなって、よりしなやかに身体を使うことが出来るようになるでしょう。

ヒラメ筋の筋肉痛

ふくらはぎの筋肉痛

ヒラメ筋の痛みには幾つかの原因が挙げられます。

まず最も多いのが筋肉痛による痛みでしょう。
普段運動をしない人が急に激しい運動をして筋肉を使うと、当然のように筋肉痛になります。

他には次のような原因が考えられます。

  • 肉離れ
  • シンスプリント
  • こむら返り
  • 疲労骨折

筋肉痛の痛みが長引いたり腫れている場合は、無理をせずに医療機関を受診しましょう。

筋肉痛の原因は、医学的には解明されていませんが、筋肉を使ったことで疲労物質が溜まったり、筋肉自体が緊張状態になって硬くなり、張りを感じて痛みに繋がるのだと考えられています。

【関連記事】ストレッチで防げる?不快な筋肉痛

筋肉痛の具体的な対処法について

では実際に筋肉痛になってしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか。
ここでは具体的な対処法についてご紹介します。

アイシング

アイシング、クールダウンのイメージ図

ヒラメ筋の筋肉痛の対処としては、まずは腫れを引かせる点が重要だと言われています。
腫れや痛みのある場合、無理にマッサージしたりストレッチするのは痛みを悪化させてしまう場合もありますので、まず冷やしてみましょう。

     
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