前述の通り、現代人にとって肩甲骨は無意識下では動きにくくなっているので、ある程度は意識的に動かすこと、「ほぐす」ことが非常に重要です。
肩甲骨ほぐしストレッチで肩こり解消
肩甲骨は「天使の羽」のように、背中の左右にある三角形の薄い板状の骨です。胸郭(肋骨)の上を滑るように動くのが特徴です。
ここの動きが悪いと肩がこりやすく、肩をすくめたり腕を上げるといった動作もしづらくなってしまいます。
肩こりを感じる度に、肩を回してほぐそうとしていた方も多いでしょう。
きちんと「肩甲骨ほぐしストレッチ」を行うと、肩甲骨周辺の筋肉がストレッチされます。
深呼吸で胸郭を動かそう
ストレッチを始める前に、しっかりと肩甲骨を「ほぐす」ため肩を上下前後に動かしながら、胸郭が大きく動くよう深呼吸をしてみましょう。
慣れない最初のうちは瞑目し、背中や胸の動きに集中することで感覚を掴みましょう。
では、肩甲骨ほぐしストレッチの基本的なやり方をチェックしてみましょう。
肩甲骨ほぐしストレッチ、基本のやり方
- 手を腰に当てて、肩甲骨を上に引き上げるようなイメージで目一杯あげます。
- そのまま3秒間息を吸い込みます。
- 肩を思い切り下げながら3秒間、息を吐き出します。この時、肩を前に巻き込まないことが重要です。
肩甲骨ほぐしストレッチをマスターすれば、呼吸する度に胸郭がしっかり動いて、肩甲骨もスムーズに動くようになります。
そうなると肩甲骨周辺の筋肉の動きも向上し、肩こりに効いてくるはずです。
もっと深く知りたい!肩甲骨ほぐしストレッチ
基本のストレッチをマスターしたら、次の動画を参考にストレッチを続けてみてはいかがでしょうか。
肩甲骨を上下に動かすストレッチ
肩甲骨をひねるストレッチ
肩甲骨を広げて寄せるストレッチ
まとめ
肩甲骨の動きが習慣化されてくれば、肩こりの根治はすぐそこ。
肩こりが解消されれば、人によっては生き方すら変わってしまうのではないでしょうか。
「肩甲骨ほぐしストレッチ」は体にそこまで負荷が掛かるものでもないので、是非チャレンジしてみてください。
まずは肩を上げたまま、鼻から胸いっぱいに息を吸い込む。そこから徐々にマスターしていきましょう。