私たちは日々の食事で多くのアミノ酸を取り入れます。
アミノ酸はそれぞれに大切な働きをし、健康な生活を送るためには欠かせないものといえるでしょう。
そんなアミノ酸のうち、今回は「グルタミン酸」について紹介します。
グルタミン酸とはどんなアミノ酸なのか、その特徴や効果などについてまとめました。
グルタミン酸とは
非必須アミノ酸のひとつ
体をつくる栄養素としてよく知られているのはタンパク質です。
タンパク質はそれ自体が最小単位ではなく、20種類のアミノ酸から構成されています。
そのアミノ酸のうち、体内で必要量を十分に合成できるものを「非必須アミノ酸」、体内で十分な量を合成できないため、食品やサプリメントから摂取する必要があるアミノ酸を「必須アミノ酸」といいます。
グルタミン酸は非必須アミノ酸に分類されます。
【関連記事】必須アミノ酸と非必須アミノ酸の違いを理解して効果的に摂取しよう!
グルタミンとの違いは?
同じ非必須アミノ酸には、「グルタミン」も存在します。
体内においてグルタミン酸とアンモニアが反応することでグルタミンが生成されるという関係にあります。
グルタミンは、腸の働きをサポートしたり、筋トレをサポートしたりする働きがあります。
グルタミンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
【関連記事】グルタミンの効果と副作用について【筋トレに効果あり!?】
グルタミン酸が多く含まれる食品
グルタミン酸は、小麦タンパクや大豆タンパクに多く含まれるアミノ酸です。
青魚を中心とした魚介類にも多く含まれています。
含まれる食品の傾向は、おおむね他のアミノ酸と同じです。
グルタミン酸はうま味のもと
うま味とはどんな味?
「うま味」とは、「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」と並ぶ基本味のひとつ。
うま味が表している味の存在自体は古くから知られていましたが、それが独立した味のひとつであることが認知されたのはごく最近の話です。
舌にうま味を認知する機能があることが判明したことから、味覚のひとつと言われるようになったのです。
味を言葉で表現するのは難しいのですが、料理に深みを出す「だし」の味と言うのが分かりやすいでしょうか。
日本料理であればカツオや昆布など、西洋料理であれば肉やトマトなどから取られるのがうま味です。