剣道で必要な「木刀」といっても実は長さ、素材、重さ、加工方法もさまざまな種類があります。入門者の人にとっては、特にどのように選ぶべきか悩んでしまう人も多いことでしょう。
今回は、【剣道具】木刀の選び方のポイントとその注意点についておすすめ人気商品とその特徴をあげながら、詳しくご紹介します。【剣道具】木刀の選びに失敗したくない人は、ぜひこちらの内容を参考に選んでみてください!
【剣道具】木刀の種類
実は、【剣道具】木刀には使用目的の違いをはじめ、長さや素材、重さに違いがあります。こちらでは、その違いと種類の特徴についてご説明します。
用途の違い
【剣道具】木刀は、使用目的によって形状や重量、加工方法が異なります。例えば、「剣道の形」の稽古では「素振り用の木刀」は使用できないため注意が必要です。
【剣道具】木刀は、自分の使用目的に応じたものを選ぶようにしてください。
「素振り用」木刀
正確な形を習得することに加えて筋力を増強させることを目的として使用される木刀をさします。「素振り用」木刀には形状、長さ、重量などの規則はありません。
「稽古用」木刀
日本剣道形などの形稽古の際に「刀法の原理・理合」や「作法の規範」を習得することを目的に使用される木刀をさします。「稽古用」木刀には稽古に使用する際の基準がありますので注意が必要です。
長さの違い
【剣道具】木刀は、長さの違いにより主に2種類に分けられます。
大刀
男女共通に114cm以下の長さのものをさします。重さは男性では440g以上 、女性では400g以上の木刀です。
短刀
男女共通に62cm以下の長さのものをさします。重さは男性では280gから300g、女性では250gから280gです。
素材の違い
木刀は、素材によって色合や風合いなどの外観の違いだけでなく硬さや手へのなじみ方、肌触りなどのにも違いがあります。それぞれの素材の特徴を理解しておきましょう。
赤樫
「本赤樫」(素材として赤樫が使用されている木刀)と「イチイ樫」の2種類があります。本赤樫は、原生的な自然豊かな森林のみでみられる希少な木です。そのため、供給量がとても少ないために高価であるのが特徴になります。
また、本赤樫は日本国内の材木の中で最も硬くて重い素材に分類されるため、加工しにくいのも特徴です。
一方のイチイ樫は、低価格であることに加えて硬さ・重さともに本赤樫よりも劣ります。一般的に「赤樫 木刀」という表記は「本赤樫」でなく「イチイ樫」のことを指すので注意してください。
白樫
白樫は赤樫よりも供給量が多いため、安価であるという特徴があります。
白樫の木刀は、素材の性質からささくれやすく、打ち合いの際に木刀から手に衝撃が伝わりやすいという短所があります。一方では比較的硬いため、折れにくいという長所もがあります。
そのため、赤樫よりも白樫の方が素振り用としての様とに適しているといわれています。
【剣道具】木刀の選び方
こちらでは、【剣道具】木刀の選び方について抑えておくべきポイントをご紹介します。【剣道具】木刀の選び方に失敗したくない人は、ぜひこちらの内容を参考に選んでみてください!
用途
素振り用に特化してし上げられた木刀は、稽古用の木刀として使用できません。製品情報を十分に確認した上で選びましょう。
稽古用
入門者には、安価で取扱いやすい白樫がおすすめです。上段者や贈答用の木刀であれば希少な素材を用いた高品質な仕上がりのものを選ぶとよいでしょう。
素振り用
竹刀より重量のある木刀を用いた素振りは、筋力を増強させることができるため剣道の実戦における打突力の向上に活かすことができます。重量は、自分のコンディションや筋力などを考慮して「重すぎないもの」を選ぶことが大切です。
重すぎる場合は、腕や膝などを傷める危険性があることを理解しておきましょう。
長さ
素振り用の木刀は、狭い部屋や低めの天井であっても木刀が接触することがないように短いデザインのものがあります。
用途に応じて稽古用の木刀と同様の長さのもの、または素振り用のものを選ぶべきかよく考慮して選びましょう。
仕上がり
一般的にコーティングのニスなし仕上げ(油磨き)の製品の方がよい品質の木材が使用されています。仕上がりによって手触りや手入れ方法に差がありますので理解しておきましょう。
- ニスあり…ニスが素材を保護する役割を担うため、ツヤが継続することに加えて普段のお手入れを手軽に済ませることができます。
- ニスなし…素材の風合いを感じ取れることが魅力ですが、木刀の変形を防ぐために定期的に油で磨く必要があります。上段者の方におすすめタイプです。