筋肉をつけるために筋トレをするのは当然のことです。
ただし、筋トレをするだけで筋肉がつくわけではありません。
筋肉をつけるためには、適切に栄養分を補給する必要があります。
筋トレの効果を最大限に活かすために、どんな食事を心がけるべきかお話します。
食事が大切な理由とは
同じトレーニングをしてるはずなのに
筋トレをする場として一般的なのはスポーツジムでしょう。
スポーツジムには家庭では用意できないようなトレーニング機器があり、効率よく筋トレができるよう配慮されています。
ところが、同じような頻度でジムに通い、同じようなトレーニングをしているはずの人でも、筋肉の付き方に大きな差が出ることは珍しくありません。
その理由は色々考えれます。
スポーツジム以外の日常生活における運動量や、体質による影響も考えられます。
その中で、かなりのウェートを占めていると思われるのは食生活です。
トレーニングと食事は両輪
筋肉づくりというと、トレーニング方法ばかりに注目する人は少なくありません。
ですが、トレーニングは重要ではあるものの一面に過ぎません。
食事でどんなものを摂取するかによって、筋トレの効果は大きく異なるのです。
筋肉づくりに必要なのはタンパク質
過度の食事制限はマイナス
筋肉はタンパク質で構成されています。
タンパク質は人間の体にとって重要なエネルギー源であり、エネルギー不足の状態に陥ると、筋肉を分解してエネルギーに変えてしまいます。
ダイエット目的で食事制限と筋トレの同時に取り組む人も多いのですが、過度な食事制限は筋トレの効果を打ち消してしまうどころかマイナスになる可能性もはらんでいます。
筋肥大に必要不可欠
食事制限をしていない人でも注意が必要です。
トレーニングの直後は大量のエネルギーを消費しますから、タンパク質の量が十分でないと筋肉の分解が進んでしまいます。
また、トレーニング時には筋肉の損傷が発生します。
これはケガではなく通常の働きであり、損傷と回復を繰り返すことで、筋肉は成長していきます。
(もちろん、ひどい痛みが生じる場合はケガの可能性もあります。)
これを筋肥大と呼ぶことがあります。
筋肉の損傷からの回復を促す働きをするのも、タンパク質、あるいはタンパク質を構成するアミノ酸の役割となります。
糖質も必要不可欠な栄養素
糖質は悪者?
最近では、「糖質制限ダイエット」というものがあります。
その影響もあり、まるで糖質自体が悪であるかのような印象をもつ人が増えている現状があります。
しかし、それは大きな間違いです。
たしかに過剰摂取は大きな問題となりえますが、それは例えばビタミンであっても同じ話。
適切に摂取する分には、それが問題になることはまずありません。