スイングの改善に効果的なスイング練習用具ですが、長さの違いや柔らかいもの、重いものがあるなどさまざまな種類が発売されています。もちろんそれぞれの特徴があり、得られる効果にも違いが出るのでどれを選べばよいのか迷いがちです。
せっかく使うなら自分が改善したいと思っている部分に効果的なグッズを使いたいと思うのは当然のこと。今回はおすすめのスイング練習用具8品をランキング形式で紹介します。目的別の選び方や初心者の人におすすめのグッズにも触れているのでぜひチェックしてください。
スイング練習用具の種類
まずはスイング練習用具の種類について解説していきます。それぞれのグッズをどんなふうに使うと効果的なのかが分かると効率よく練習ができてコースに出たときに違いを感じられるはずですよ。
短いタイプ
長さの短いスイング系グッズは限られたスペースでも練習ができるのが大きなメリット。主にグリップの握り方を確認するのに最適で、振ったときの手元の動きを練習することができます。短いので気が付いたときに気軽に使えますよ。
テレビを見ながらでも新聞を読みながらでもできるので手軽です。
長いタイプ
長いタイプのスイング練習用具は長い棒を振るという動きの練習に最適です。屋内で振っても大丈夫なように安全面を考慮されている商品が多く、振り慣れるためには必要不可欠なアイテムです。
スイングに違和感を感じていたり、スイングをモノにできていないと感じている人におすすめです。
重いタイプ
スイング練習用具のなかには重さに特化したタイプもあります。これは筋肉を鍛えると同時にスイングの際に必要な体の使い方を練習することができ、飛距離アップにつながります。
重いスイング系グッズを普段通りにスイングしようとすると重さで相当な力が必要になり、自然と体全体で振ろうとします。その結果、飛距離アップに繋がる筋肉を鍛えることができ手打ちの矯正にもなるのです。
空気抵抗をウリにしたタイプもありますが、それも重いタイプと一緒で筋力アップや手打ち矯正の効果が期待できます。
しなるタイプ
棒の部分が柔らかい素材で作られているのがしなるタイプです。ゴルフクラブは大きく分けて、グリップ、シャフト、ヘッドの3つのパーツから作られていますが、シャフトにはヘッドスピード(振りの速さ)に応じた硬さが設定されています。
ゴルフクラブを選んでいるとき、シャフトに「フレックス:R」「フレックス:S」といった表示を見たことがあるはず。これがシャフトの硬さを表していて、一般的には L→A→R→SR→S→Xの順で硬くなります。
シャフトが柔らかいとタイミングが合えば飛距離アップに繋がりますが、しなりをうまく使えなければ飛距離のロスや方向性が定まらないなどの悪影響が出てしまいます。
しなるタイプの練習用具はこのシャフトの柔らかさを上手に使う練習に有効で、タイミングやリズムを計る訓練に役立ちます。
スイング練習用具、目的別の選び方
続いては目的別で選ぶスイング練習用具をについて解説していきます。どんなところを矯正したいのか、強化したいのかによって使うグッズが変わってきます。効果的な練習をするためには商品の持つ特徴を理解して使うことが大切です。
正しい軌道を知りたいならガイド付きタイプ
自分のスイングに癖を感じる、つい振りかぶりすぎてしまう人におすすめなのがガイドが付いたスイング系練習グッズ。クラブと手首の角度を固定するグッズで、オーバースイングだけでなくショットのときの姿勢の矯正にもなります。
ほかにもヘッドスピードを感知して音で知らせてくれるグッズがあります。ゴルフはインパクト付近でヘッドが一番加速していると飛距離が伸びやすいです。
このグッズはスイング中に一番ヘッドスピードが上がっているときに音が鳴るので、インパクトゾーンでスピードが最大になるように調節できます。ヘッドスピードが安定しない人にはとくにおすすめです。
スイングのリズムを身につけたいならしなるタイプ
シャフトが柔らかいしなるタイプの練習用具は、スイングのリズムを身につけたい人にうってつけです。シャフトのしなるリズムやタイミングを身につけることができれば、その特性を活かして飛距離を伸ばすことも、力まずに効率の良いスイングを実現させることもできます。
グリップの矯正なら手形付きグリップがおすすめ
グリップの握り方に不安があるなら、握った時の手形が付いた練習グッズを選びましょう。スイングが大事だと思ってしまいがちですが、実はクラブを正しい位置・正しい持ち方で握ることは重要で基本中の基本とも言えます。
手形付きのグリップには凹凸があり、その形に合わせて握ることで自然正しいグリップを練習できます。
筋トレも兼ねているなら重いタイプ
ボールを遠くに打つためにはやはり筋力も必要です。筋力不足を感じたりまわりから「もっと飛びそうな体格だけど…」なんて言われたら筋トレにもなる重いタイプの練習用具をチョイスしましょう。
空気抵抗を利用している商品や器具自体が1kgくらいある商品もあり、どちらも体全体を使わないと振り切るのは難しいはず。
また、練習で重たいものを使っているので実際にコースに出てスイングをしたときに軽く感じたり、スピードが速くなったように感じる人が多いようです。筋力アップ以外にも腕や手先だけでクラブを振ろうとする癖を改善したい人にもおすすめですよ。
長さで選ぶのもアリ
練習をする場所の広さが限られているなら、長さを基準にして選ぶやり方もあります。あまりスペースがない場所なら短いタイプの練習グッズを、屋外や広い部屋で練習ができるなら長いタイプの練習グッズといった具合に、場所に応じた練習グッズを選びましょう。
ただ、短いタイプはどうしてもグリップや手先の動きが主になるため、本格的な練習をしたいと考えているなら長いタイプの練習グッズが適しているといえます。普段の生活で長い棒を振る動作をしている人はあまりいないはず。
だからこそ、長いタイプのグッズを使った練習で振り慣れることが必要になります。
初心者におすすめのスイング練習用具は?
ゴルフを始めたばかりで何から練習をしたらよいか分からないという人もいるでしょう。たくさんの練習グッズがある分、実際に使うとなると迷ってしまいますよね。ここでは初心者におすすめのスイング練習用具をご紹介します。
手形付きグリップ
コースに出たときに「握り方が変とか思われてないかな…」「この握り方であっているのかな…」と不安になる人は、まずは手形付きグリップを使って正しいグリップの握り方をマスターしましょう。
クラブを正しく握ることで本来のスイングの威力も発揮されますし、周りの視線を気にすることなくゴルフのショットに集中できますよ。
振り慣れる練習は必要不可欠
正しい持ち方をマスターしたら、次に必要なのはクラブを振り慣れることです。普段からいつも長い棒を振り回しているんだ、という人はきっといないでしょう。ゴルフのスイングはいつもは使わない筋肉を使用するので、練習グッズを使って振り慣れておきましょう。
また、練習ではうまく振れているのにコースに出るとその通りにできないという人は、ボールの位置が関係しているのかもしれません。「自分のスイングでベストタイミングでボールに当たるのはどの位置に置いた時なのか」を探る練習も一緒にしておくと良いかもしれませんね。
しなりや戻りを体感できる柔らかいスイング練習用具
何度かゴルフ経験がありどうやったらスコアを伸ばせるのか模索しているなら、しなるタイプの練習用具を試してみてください。グリップもしっかり握れていてクラブも振れるようになっているなら、次はしなりを利用することで飛距離を伸ばすことができます。