スケートボードを始める際に揃えておきたいアイテムの中の一つにグリップテープがあります。グリップテープを貼っておくとデッキ上で滑りにくくなるので安全性が向上するだけでなくトリック時のパフォーマンスアップにもつながります。
しかしグリップテープは多種多様で何を基準に選べばよいのか迷ってしまいます。そこで今回はおすすめ人気グリップテープ10選をランキング形式で徹底比較していきます。
グリップテープの貼り方とはがし方のポイントも解説しながらグリップテープの選び方を紹介します。
スケートボード用グリップテープの役割
グリップテープはその名の通りグリップ性を高める役割があります。グリップテープはデッキに貼付するので「デッキテープ」とも呼ばれているアイテムです。
スケートボードは小さいボードの上に乗って行うスポーツなので、グリップテープをデッキに貼っておくことで足元に安定感を与えることができます。
グリップテープは安定感を出すだけでなくトリック時に大きな役割を果たします。グリップテープのタイプによって特徴が異なるので用途やトリックの種類に適したグリップテープを使用することが大切です。
スケートボード用グリップテープの選び方
スケートボード用のグリップテープはどのように選べばよいのでしょうか。グリップテープにはいくつかのタイプがあるので覚えておくとベストなグリップテープを選ぶことができます。
目の粗いグリップテープ
グリップテープは基本的に「目の粗さ」を基準に選ぶことになります。グリップテープは目の粗さによって特徴が違うのでメリットやデメリットを把握して自分のスタイルに適したグリップテープを選ぶことが大事です。
目の粗いグリップテープは優れたグリップ力を発揮します。グリップ力があるとシューズがデッキに食い付いている時間が長くなるのでオーリーがしやすくなり高さのあるトリックを行うことができます。
グリップ性が高いのでオーリー時のタイミングが多少ずれても失敗しにくい点もメリットといえます。
デメリットとしてはグリップ性が高いためデッキ上での微妙なスタンスの調整がしにくいという点が挙げられます。また目が粗いのでグリップテープとの接地面であるソールへのダメージが大きくシューズの消耗が早くなってしまいます。
目の細かいグリップテープ
目の細かいグリップテープはグリップ力が下がるので足への食いつき感が弱まります。グリップ力が低い分、足の蹴り抜きが楽になるのでフリップ系のトリックが行いやすくなります。
目の粗いグリップテープとは逆にデッキ上でのスタンス調整がしやすい点もメリットです。ソールへのダメージも目の粗いグリップテープより低くなるといえます。
中間タイプ
ブランドによっては目の粗いタイプと細かいタイプの中間あたりになるグリップテープを提供している場合があります。テープの目が粗くもなく細かくもない両方のメリットが組み合わさった程よいグリップ性が特徴的です。
目の粗いタイプと細かいタイプが使用しにくいと感じたら中間タイプのグリップテープを選んでみるとよいでしょう。
グリップテープの厚さ
グリップテープを選ぶ際には厚さもチェックしてみましょう。一般的に目の細かいグリップテープは薄くて軽いものが多いといえます。薄く軽いデッキテープはグリップ性が多少弱いですがボードの感触をよりダイレクトに受けることができます。
厚めのグリップテープはグリップ性だけでなく耐久性にも優れています。また厚いグリップテープはテープをデッキに貼るときにカットがしやすく、薄いグリップテープはカットにコツを要する場合があります。
デザインで選ぶ
グリップテープにはさまざまなデザインやグラフィックが施されているものがあります。ブラックのシンプルなグリップテープが一般的ですが、デザインのないブラック以外の単色カラーグリップテープもあります。
自分のスタイルに合ったデザインや色のグリップテープを選ぶとスケートボードがさらに楽しくなります。
グリップテープを好きなようにカットして貼り方を変えて個性を出すこともできます。デッキの表情はスケートファッションと同じく自分のスタイルが表現できる手段なのでオリジナル感のあるグリップテープを選ぶことも大切です。
定番の人気ブランドから選ぶ
グリップテープを定番の人気ブランドから選ぶこともできます。ブランドによってグリップテープのタイプやデザインが異なるのでチェックしてみましょう。「人気のおすすめスケートボード用グリップテープ10選」の中にも以下の人気ブランドがランクインしています。
- MOBGRIP(モブグリップ)… 目の粗いグリップテープ。グラフィックデッキテープの種類が豊富
- JESSUP(ジェサップ)… 目が細かく軽くて薄いグリップテープ。デザインのないシンプルなグリップテープを展開
- SHAKEJUNT(シェイクジャント)… 目が粗くて薄いグリップテープ。派手なデザインが特徴的
- Superior GRIP(スペリオールグリップ)… 目の粗さが中間のタイプ。デザインはシンプルで厚みのあるグリップテープを中心に展開
他にもおしゃれでスタイリッシュなグリップテープを提供しているブランドはたくさんあります。自分のスケートボードスタイルや好きなスケートボーダーが使用しているブランドをチェックしてテンションの上がるスケートボードを楽しみましょう。
スケートボード用グリップテープの貼り方とはがし方
グリップテープを正しく貼らなければ機能性が薄れてしまいます。すぐにはがれたり気泡が入ったりしてしまうとパフォーマンスにも影響が出てしまうのでグリップテープはしっかりときれいに貼るようにしましょう。
グリップテープの貼り方とはがし方を動画で紹介します。
グリップテープの貼り方
グリップテープをきれいに貼ることで快適で安全なスケートボードを行うことができます。作業に必要な道具は最初に揃えておきましょう。
- カッターナイフ・ヤスリ・ドライバー・ローラーを用意する
- 貼付する前にデッキの上にテープをあてて位置や角度を確認する
- テープを少しだけはがしテールまたはノーズの先に貼って押さえる
- テープを少しずつはがしながらその都度押さえて貼り付けていく
- 貼った箇所に気泡ができてしまったらローラーなどで空気を抜く
- テープを全て貼り終えたらデッキに沿ってカットする前にデッキの四隅にカッターで切れ込みを入れる
- デッキに沿ってヤスリをかける
- 一つの切れ込みにカッターを入れデッキの縁に沿ってカットしていく
- 切り落としたテープでデッキの縁をこすり馴染ませて仕上げる
- デッキの裏面からトラック用の穴を開ける
グリップテープのはがし方
デッキに貼ってあるグリップテープを交換するには古いグリップテープをきれいにはがす必要があります。ただはがすだけでは手間と時間がかかるのでコツを覚えて効率よくはがしていきましょう。
- ドライヤーでデッキに貼ってあるグリップテープを温める
- 全体を温めるのではなく先端から部分的に温めテープが冷える前にゆっくりはがす
- 同じ作業を最後まで繰り返す