日常生活において楽な姿勢を続けていると無意識のうちに猫背などの悪い姿勢がクセになってしまいます。悪い姿勢は骨盤が歪んだり代謝が下がったりするためさまざまなデメリットを生んでしまいます。
正しい姿勢づくりには姿勢改善ストレッチが効果的です。今回は見た目がよくなるだけでなくダイエットにも効果的な姿勢改善ストレッチを紹介していきます。
タオルや壁などを利用して簡単にできる姿勢改善ストレッチなので習慣として毎日継続することができます。
姿勢が悪い猫背の状態とは?
姿勢が悪いと無意識のうちに猫背になっていることが多いといえます。正しい姿勢をキープできる筋力が衰えて背中が丸くなっている状態が猫背です。筋力が衰えると頭を支えることができなくなり徐々に背骨がずれて歪んでいきます。
また猫背以外にも姿勢が悪い場合は「ストレートネック」や「巻き肩」になっている可能性があります。
ストレートネック
首の骨は横から見るとなだらかに反り返った状態が普通ですが、首が真っ直ぐになってしまうことを「ストレートネック」または「スマホネック」とよびます。
長時間重い荷物を背負ったり下を向いてスマートフォンを見たりしているとストレートネックになってしまう場合があります。
巻き肩
ずっと下を向いてスマートフォンを見ていると「巻き肩」になる可能性もあります。巻き肩は肩が内側に丸まっているような状態です。巻き肩は自分でもチェックできるので試してみましょう。
- 立った状態で力を抜いてリラックスする
- 両腕を自然に下ろし手の甲の向きをチェックする
手の甲がしっかり外側に向いていれば正常な状態ですが、少しでも前向きになっていると巻き肩になっていると考えられます。
悪い姿勢で起こるデメリット
猫背・ストレートネック・巻き肩になって姿勢が悪くなるとメリットはなく多くのデメリットがあります。
- 肩こり・腰痛
- 筋肉のバランスが崩れるので体型にも影響がでる
- 血行不良が起こり代謝が低下したり冷え性になったりする
- 見た目が老けてみえ元気がないようにみえる
姿勢改善ストレッチはダイエットに効果的
食事に気を付けながらダイエットをしているのになかなか痩せないと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。たくさん食べているのに体型が変わらない人もいれば、食べる量に気を付けていても体重が増えてしまう人もいます。
体質は人それぞれですが姿勢がダイエットに関係している場合があります。姿勢改善ストレッチを行うとどのような点がダイエットに効果的なのでしょうか。
痩せやすい身体になる
猫背などの悪い姿勢が続くと骨盤や肋骨が歪んでしまい内臓が下に下がってしまいます。内臓の位置がずれると内臓の機能が低下してしまうため血流やリンパの流れが悪くなるだけでなく代謝も落ちてしまいます。
代謝が落ちると脂肪燃焼にも影響が出るため痩せにくい身体になってしまいます。姿勢が悪いとこのように次から次へと悪循環が起こってしまいます。
姿勢改善ストレッチを行い正しい姿勢を保つと悪循環が改善され痩せやすい身体をつくることができます。またストレッチで姿勢を改善することで骨盤の歪みが改善され下半身太りを防ぐことができます。
ストレッチで動きやすい身体をつくる
ダイエットのためにトレーニングやランニングが必要と聞くと苦しいという先入観からなかなか始めることができなくなることがあります。
ストレッチも筋肉を動かす運動の一つですが負担が非常に少ないので長く続けることができます。
脂肪燃焼率は低いですがストレッチを継続することで身体が動かしやすい状態となり次の運動へのステップアップのきっかけとなります。
運動の継続はダイエットにつながるのでトレーニングやランニングなどの運動が苦手な場合はストレッチから始めると効果的です。
美容にも効果がある姿勢改善ストレッチ
姿勢改善ストレッチを行い正しい姿勢を手に入れると見た目が若くなり元気な印象を与えてくれます。姿勢改善ストレッチは見た目を変えるだけではありません。
姿勢改善ストレッチを行うと代謝が上がって痩せやすい身体になります。老廃物がスムーズに排出されるため便秘になりにくく美肌効果も期待できます。
姿勢改善ストレッチはダイエットに効果的なだけではなく美容も一緒にケアすることができます。
簡単にできる姿勢改善ストレッチのやり方
猫背や巻き肩に効果的な簡単にできる姿勢改善ストレッチを紹介します。姿勢改善のためのストレッチは短時間で行えるものが多いので毎日続けることを心がけましょう。
猫背を解消する肩のストレッチ
肩に柔軟性を与えることによって猫背を解消することができます。胸部を中心に身体の前面が開くので背筋が伸び正しい姿勢を保つことができます。
起床時や就寝前に行うと姿勢改善だけでなく肩こりにも効果的です。
- 四つんばいの状態から両手を遠めに伸ばし床に置く
- 肩甲骨を意識しながら息を吸いおしりを後ろにゆっくり下げていく
- おしりを下げた状態で自然呼吸を5回ほど行いしっかり伸ばす
- 元の体勢に戻る
巻き肩を改善するストレッチ
長時間同じ姿勢でデスクワークなどをしていると巻き肩になってしまう場合があります。巻き肩は姿勢を悪くするだけでなく女性の場合はバストが小さく見えてしまうデメリットもあります。