オリンピックにおける体操は、長い歴史の中で日本が何度もメダルを獲得してきた競技です。
2020東京大会ではいくつメダルを獲得するのか、目が離せません。
世界トップで大活躍を続ける内村航平が2020東京大会においてどのような活躍をするのかも見どころ。
今回は体操競技において種目ごとに活躍する選手を予想し、それぞれの詳細に迫ります!
体操競技における各種目
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体操競技にはいくつかの種目があり、オリンピックにおいては男女によって実施内容が変わります。
男子ではゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6つ。
女子ではゆか、跳馬、段違い平行棒、平均台の4つが体操競技における種目(女子のゆかは音楽に合わせての実施)です。
具体的にどんな内容なのか確認してみましょう。
ゆか
12m四方(12m×12m)の中でアクロバティックな演技を繰り広げる種目「ゆか」。
女子においては流れる音楽とともに実施されます。
技の難易度や回数によって加点されるため、何度も連続で宙返りを繰り返し、その息をのむパフォーマンスは圧巻です。
全身を使った驚異的な技の数々は、体操の醍醐味ともいえますね。
なお、ダイナミックな動きが必要とされながらも12m四方から飛び出せば減点されてしまいます。
あん馬
体操器具である「あん馬」は2本の把手がついており、乗馬がそのルーツ。
把手を両手でつかみながら回転し、いくつもの技を披露し、終着した時点で演技は終わります。
とてつもない腕力を必要とするあん馬は、静止してしまえば減点の対象です。
そのため、とめどなくその腕力を使い続ける必要がある競技といえます。
つり輪
ぶら下がった2本の「つり輪」を手に技を披露するつり輪。
固定されていない「つり輪」を用いた演技は単純なものではなく、適確なバランス感覚が要求されます。
回転などの運動から静止するものまで、様々な技があり、こちらも終着した時点で演技終了です。
跳馬
体操器具「跳馬」は「あん馬」とよく似ており、2本の把手がついていません。
あん馬と同様、乗馬がそのルーツといわれています。
跳馬では体操器具を使った様々な跳び技が繰り広げられ、跳躍力が必要。
跳ぶ際には回転や宙返りなどのアクロバティックな動作が加わります。
平行棒
棒状の2本の体操器具を使って、腕により身体を支えながら振動技や旋回技、静止技を行う平行棒。
こちらも終着で演技終了となり、その際にバランスを崩して崩れたり、転倒してしまえば減点となってしまいます。
高得点を狙うためには難易度の高い技を多く行う必要がある種目です。
段違い平行棒
こちらは女子にしかない種目で、男子でいう平行棒にあたります。
前述した平行棒よりも高い位置に2本の棒が位置し、それぞれの高さが異なり、その分技のバリエーションも非常に多いです。
鉄棒
一本の水平な「鉄棒」を用いて行う種目、鉄棒。
こちらも男子のみで行われます。
回転方向を巧みに変える「捻り」や、一瞬手を離して宙を舞う「手放し技」など、見ていてとても楽しい技の数々。
他の種目と同様、終着時に終了となります。
競技における分類
さて、ここまで種目の内容を確認しました。
次はメダルを獲得するにあたって、どのように出場枠が分類されるのか見てみましょう。
種目と総合
ここまでご紹介した種目それぞれにおいて順位が決定します。
また、全種目の総合得点も順位付けがなされます。
つまり、オリンピックでメダルを獲得するためには各種目で高得点を得る方法と、全ての種目でバランスよく高得点を重ねる方法の2種類があるのです。
個人と団体
オリンピックでは個人と団体、両方の枠があります。
日本は2016リオデジャネイロ大会において男子団体総合で金メダルを獲得。
団体のみならず個人でも実力のある選手がいて、活躍を期待されています。
2020東京大会への出場資格
オリンピックに出場するためにはまず、出場資格を得る必要があります。
いったいどのような基準をクリアして日本の選手たちはオリンピックに出場するのか、見てみましょう。
2018-2020に実施される各種大会
体操競技における出場枠は、以下の大会の成績によって決まります。
- 2018年世界選手権団体決勝
- 2019年世界選手権団体予選
- 2019年世界選手権個人総合予選
- 2019年世界選手権種目別決勝
- 2018-2020 種目別ワールドカップシリーズ
- 2020年個人総合ワールドカップ
- 2020年大陸選手権
- その他
最後に「その他」と記載したのは、開催国が1から7の条件に満たない場合でも出場できるように配慮した条件。
今回は開催国である日本が該当します。
2019年世界選手権の個人総合予選で最上位を記録した男女にも、厳格な審査のもと、出場権が与えられるのです。
また、第三者委員会による審査で男女1名ずつが決定されるという基準も採用。
大会で上位に食い込めなかったとしても、その努力が報われるのですね。
選手たちは2020東京大会への出場に向けて、数々の大会へと取り組んでいる最中といえます。
2019年現在の日本の状況
2018年世界選手権が終わった今、早くも日本の体操男子においては2020東京大会への出場資格を獲得しています。
出場が決定した団体のメンバーは以下のとおり。
- 内村航平
- 白井健三
- 萱和磨
- 田中佑典
- 谷川航
日本は世界を相手に銅メダルを獲得。
2020東京大会では1位の中国と2位のロシアを抜いて、金メダルを獲得して欲しいですね!
体操男子の選手に注目
数多くのメダルを獲得してきた日本の体操男子。
前述したように今回も既に2020東京大会への出場権を得ており、素晴らしいスタートダッシュを切っています。
内村航平
30歳を迎えた、体操の内村航平選手。肉体の限界を実感するなか、自らを「おじさん」と表現しつつも、来年の東京五輪では「完勝」を目指すと言います。「おじさん流」は静かに「仙人」へと進化しようとしていたのでした。(撮影:ヤナガワゴーッ!)https://t.co/DwJGDZV7SB pic.twitter.com/TkOVfbRZFI
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 30, 2019
日本における体操競技を沸かせたエース、内村航平選手。
条件①の2018年世界選手権団体決勝での銅メダル獲得に貢献しました。
内村航平選手の存在が大きな支えになったことは、いうまでもありません。