東京オリンピックまであと1年。日本代表の座をかけた熾烈な争いは既に始まっています。
今回は数ある競技の中でも、強豪ひしめき合うレスリングの女子選手に注目。メダル獲得が期待される選手たちについて紹介していきます。
日本レスリングの強さ
これまでのオリンピックの成績を見てみると、日本のレスリングがいかに強いかということが一目でわかります。
2004年のアテネオリンピックからこれまで4大会連続で複数のメダリストを輩出しているだけでなく、なんと毎大会金メダルを獲得しているのです。
不動の女王・吉田沙保里選手
ポッス~!春のメッセージフェスタのオープニングセレモニーに、元レスリング選手の吉田沙保里さんが登場!手紙に関するトークショーを開催するよ🎶
どんなお話が聞けるのか、ぼくもとっても楽しみ!
吉田さんは3月16日(土)11:00から登場予定!ぜひ遊びに来てね✨https://t.co/AJs1ecYNyk#KITTE pic.twitter.com/KzJp6PDkug— ぽすくま【日本郵便】 (@posukuma_yubin) 2019年3月13日
最強の日本レスリング界を牽引してきたのが吉田沙保里選手。過去には世界大会で前人未到の206連勝を記録した経験を持ち、その強さから「霊長類最強女子」とも称されました。
オリンピックでもその強さを遺憾無く発揮し、2004年のアテネオリンピックから3大会連続で金メダルを獲得しています。
オリンピック4連覇を目指した2016年のリオデジャネイロ大会では惜しくも金メダルには届かなかったものの、銀メダルは死守し世界の強豪がひしめく大舞台で4大会連続の表彰台へのぼりました。
コーチとして選手をバックアップ
東京2020大会オリンピック公式チケットのイベントでしたぁ〜😊
MCは元競泳選手の伊藤華英さんでしたぁ😊
とても楽しくお仕事させてもらえて嬉しかったです😆
選手の皆さんが力を発揮できるように、全力で応援したいと思います💪#東京2020#公式チケット#伊藤華英 さん pic.twitter.com/hInWYQeY8y— 吉田沙保里 (@sao_sao53) 2019年1月30日
2020年の東京オリンピックでもメダル候補の筆頭格として期待されていましたが、2019年に現役を引退することを表明。
2016年からは選手兼任コーチとして選手の育成にも力を入れており、東京オリンピックにおいてもコーチとして選手をバックアップする活躍が期待されています。
大会5連覇を狙う伊調馨選手
吉田沙保里選手は引退してしまいましたが、日本には世界で戦える選手が数多く揃っています。中でも伊調馨選手の戦いぶりからは目が離せません。
2004年のアテネオリンピックで金メダルに輝くと、続く北京オリンピック、ロンドンオリンピックでも世界の頂点に立ちました。そして、2016年のリオデジャネイロ大会でも金メダルを獲得し、史上初のオリンピック4連覇を成し遂げています。
以上のことからも分かるように、その実力は誰もが認めるところです。
2年のブランクを経て再び勝負の世界へ
五輪5連覇が見えた!? 伊調馨の復活Vに米メディアも関心https://t.co/bVMP7PUZOS
#レスリング #伊調馨 pic.twitter.com/FwImB68XCG— zakzak (@zakdesk) 2018年12月25日
その強さから大会5連覇に大きな期待を寄せられていましたが、2016年のオリンピック後は現役を続けていくことに対して明言を避けていました。また、パワハラ問題なども重なったことで約2年間もの間マットを離れることに……。
それでも、2年2ヶ月ぶりの実戦となった2018年のレスリング全日本女子オープン選手権では、初戦をわずか38秒で制し、続く2戦目、3戦目も危なげない戦いぶりで勝利。ブランクを全く感じさせずレスリング女王の貫禄を見せつけ、優勝を果たしました。
オリンピック5連覇へ向けて
【伊調、劇的な復活】レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨が全日本選手権女子57キロ級決勝でリオデジャネイロ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子に劇的な逆転勝ちし、鮮やかな復活優勝。パワハラ騒動を乗り越え、「素直にうれしい」と笑顔を振りまきました。
詳しくは→https://t.co/4x9AJuC7Iz pic.twitter.com/rgKMiJ393z
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2018年12月23日
昨年末に行われた天皇杯全日本選手権の決勝では、リオデジャネイロオリンピックにおいて63キロ級で金メダルに輝いた川井梨紗子選手とのメダリスト対決を見事に制し優勝。
オリンピックに向けて順調に調子を上げてきており、史上初の大会5連覇へ視界は良好となっています。
伊調馨選手を追い詰めた、川井梨紗子選手の逆転はあるのか
前述の天皇杯全日本選手権で伊調選手をギリギリまで追い詰めた川井梨紗子選手にも注目が集まっています。
前述した通り、川井選手は2016年のリオデジャネイロオリンピック・63キロ級で金メダルを獲得。東京オリンピックでは、強豪伊調選手が控える57キロ級でのオリンピック出場を目指しています。
妹・川井友香子選手と夢の舞台へ
川井梨紗子、初五輪で金メダル レスリング女子63kg級 https://t.co/ATBOUW1Ic8 五輪初出場となったレスリング女子フリースタイル63kg級の川井梨紗子(21)が、金メダルを獲得しました。 pic.twitter.com/kLfJFd0yb6
— LINE NEWS (@news_line_me) 2016年8月18日
川井選手が大舞台で結果を残した63キロ級ではなく、57キロ級でオリンピックを目指すのには理由があります。その理由は妹・川井友香子選手と共に、オリンピック出場を果たしたいという夢があるからです。
妹の川井友香子選手は62キロ級でオリンピックを目指しており、天皇杯全日本選手権でも優勝を果たしています。
姉妹でオリンピックを目指すため、川井選手は「57キロ級」で勝負することに決めました。その選択にはきっと、3歳年下の川井友香子選手が無理な減量を強いられることがないようにという、姉としての優しさもあったのでしょう。
伊調馨選手に初勝利
【全日本選手権】伊調馨、17年ぶり日本人に敗戦 川井梨紗子に敗れるhttps://t.co/t465mzhnoH
伊調が日本選手に敗れるのは01年全日本での吉田沙保里戦以来17年ぶりで、対日本人の連勝は70でストップした。 pic.twitter.com/3vOK5TSfTn
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年12月22日
先述したように57キロ級には、史上初のオリンピック5連覇を狙う伊調選手が控えています。川井選手にとって、メダル獲得への道はかなり険しいものになるでしょう。現に、昨年行われた天皇杯全日本選手権までの伊調選手との対戦成績は3戦3敗と、分が悪いものでした。
それでも、4度目の対戦となった天皇杯全日本選手権の予選においては2ー1で初の勝利。伊調選手は休養期間が長く本調子ではなかったとはいえ、この1勝は大きな価値のある勝利となりました。
試練を乗り越えオリンピックの切符を掴み取れるのか
斬新な喜び方でした。連続写真でご覧ください。
【連続写真】金メダルを獲得し、歓喜のあまり栄和人チームリーダーを投げる川井梨紗子https://t.co/4rYPLI9J38 #リオ2016 #レスリング pic.twitter.com/fv4W6MZB7i
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2016年8月19日
決勝戦の対戦相手は予選で勝利を納めた伊調選手。ここでも試合を有利に進め、終盤まで2ー1とリードを奪う展開に持ち込みます。
試合時間も残り10秒に迫り勝利を手中に収めたかに思われましたが、ここで痛恨のタックルを決められてしまい2点を奪われ悔しい敗戦を喫してしまいます。試合終了間際での大逆転劇に、試合直後は悔しさを隠しきることができませんでした。
しかし、敗れはしたもののこれまで歯が立たなかった相手に善戦を見せ、地力がついていることはしっかりとアピールしています。本番まであと1年、さらなる成長を見せることができるのか。川井選手の戦いぶりから目が離せません。
登坂絵莉選手の復活はあるのか
復活に期待したいのが、2016年のリオデジャネイロオリンピックにおいて48キロ級の頂点に立った登坂絵莉選手。オリンピックをはじめ、世界選手権やワールドカップでも優勝経験を持つ実力者です。
怪我に苦しんだ2017年
「スポーツLIVE High FIVE!!」
この後16:30~
リオの女王、レスリング
登坂絵莉選手の復帰戦に密着。
スタジオには先輩、
吉田沙保里さんが生出演。
苦悩を間近で見てきた
後輩への思いを
語っていただきます!!#ハイファイブ #登坂絵莉#吉田沙保里 #岡田結実 pic.twitter.com/2NyOfF4bHy— スポーツLIVE High FIVE!! (@cbc_highfive) 2017年10月8日
2016年のオリンピック以降、登坂選手は怪我に泣かされる苦しいシーズンが続いています。