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【オリンピック/レスリング】メダルが期待される日本選手を特集!女子選手は若手が台頭!伊調馨の5連覇を阻むのは日本人?

 

東京オリンピックまであと1年。日本代表の座をかけた熾烈な争いは既に始まっています。

今回は数ある競技の中でも、強豪ひしめき合うレスリングの女子選手に注目。メダル獲得が期待される選手たちについて紹介していきます。

日本レスリングの強さ

これまでのオリンピックの成績を見てみると、日本のレスリングがいかに強いかということが一目でわかります。

2004年のアテネオリンピックからこれまで4大会連続で複数のメダリストを輩出しているだけでなく、なんと毎大会金メダルを獲得しているのです。

不動の女王・吉田沙保里選手

最強の日本レスリング界を牽引してきたのが吉田沙保里選手。過去には世界大会で前人未到の206連勝を記録した経験を持ち、その強さから「霊長類最強女子」とも称されました。

オリンピックでもその強さを遺憾無く発揮し、2004年のアテネオリンピックから3大会連続で金メダルを獲得しています。

オリンピック4連覇を目指した2016年のリオデジャネイロ大会では惜しくも金メダルには届かなかったものの、銀メダルは死守し世界の強豪がひしめく大舞台で4大会連続の表彰台へのぼりました。

コーチとして選手をバックアップ

2020年の東京オリンピックでもメダル候補の筆頭格として期待されていましたが、2019年に現役を引退することを表明。

2016年からは選手兼任コーチとして選手の育成にも力を入れており、東京オリンピックにおいてもコーチとして選手をバックアップする活躍が期待されています。

大会5連覇を狙う伊調馨選手

吉田沙保里選手は引退してしまいましたが、日本には世界で戦える選手が数多く揃っています。中でも伊調馨選手の戦いぶりからは目が離せません。

2004年のアテネオリンピックで金メダルに輝くと、続く北京オリンピック、ロンドンオリンピックでも世界の頂点に立ちました。そして、2016年のリオデジャネイロ大会でも金メダルを獲得し、史上初のオリンピック4連覇を成し遂げています。

以上のことからも分かるように、その実力は誰もが認めるところです。

2年のブランクを経て再び勝負の世界へ

その強さから大会5連覇に大きな期待を寄せられていましたが、2016年のオリンピック後は現役を続けていくことに対して明言を避けていました。また、パワハラ問題なども重なったことで約2年間もの間マットを離れることに……。

それでも、2年2ヶ月ぶりの実戦となった2018年のレスリング全日本女子オープン選手権では、初戦をわずか38秒で制し、続く2戦目、3戦目も危なげない戦いぶりで勝利。ブランクを全く感じさせずレスリング女王の貫禄を見せつけ、優勝を果たしました。

オリンピック5連覇へ向けて

昨年末に行われた天皇杯全日本選手権の決勝では、リオデジャネイロオリンピックにおいて63キロ級で金メダルに輝いた川井梨紗子選手とのメダリスト対決を見事に制し優勝。

オリンピックに向けて順調に調子を上げてきており、史上初の大会5連覇へ視界は良好となっています。

伊調馨選手を追い詰めた、川井梨紗子選手の逆転はあるのか

前述の天皇杯全日本選手権で伊調選手をギリギリまで追い詰めた川井梨紗子選手にも注目が集まっています。

前述した通り、川井選手は2016年のリオデジャネイロオリンピック・63キロ級で金メダルを獲得。東京オリンピックでは、強豪伊調選手が控える57キロ級でのオリンピック出場を目指しています。

妹・川井友香子選手と夢の舞台へ

川井選手が大舞台で結果を残した63キロ級ではなく、57キロ級でオリンピックを目指すのには理由があります。その理由は妹・川井友香子選手と共に、オリンピック出場を果たしたいという夢があるからです。

妹の川井友香子選手は62キロ級でオリンピックを目指しており、天皇杯全日本選手権でも優勝を果たしています。

姉妹でオリンピックを目指すため、川井選手は「57キロ級」で勝負することに決めました。その選択にはきっと、3歳年下の川井友香子選手が無理な減量を強いられることがないようにという、姉としての優しさもあったのでしょう。

伊調馨選手に初勝利

先述したように57キロ級には、史上初のオリンピック5連覇を狙う伊調選手が控えています。川井選手にとって、メダル獲得への道はかなり険しいものになるでしょう。現に、昨年行われた天皇杯全日本選手権までの伊調選手との対戦成績は3戦3敗と、分が悪いものでした。

それでも、4度目の対戦となった天皇杯全日本選手権の予選においては2ー1で初の勝利。伊調選手は休養期間が長く本調子ではなかったとはいえ、この1勝は大きな価値のある勝利となりました。

試練を乗り越えオリンピックの切符を掴み取れるのか

決勝戦の対戦相手は予選で勝利を納めた伊調選手。ここでも試合を有利に進め、終盤まで2ー1とリードを奪う展開に持ち込みます。

試合時間も残り10秒に迫り勝利を手中に収めたかに思われましたが、ここで痛恨のタックルを決められてしまい2点を奪われ悔しい敗戦を喫してしまいます。試合終了間際での大逆転劇に、試合直後は悔しさを隠しきることができませんでした。

しかし、敗れはしたもののこれまで歯が立たなかった相手に善戦を見せ、地力がついていることはしっかりとアピールしています。本番まであと1年、さらなる成長を見せることができるのか。川井選手の戦いぶりから目が離せません。

登坂絵莉選手の復活はあるのか

復活に期待したいのが、2016年のリオデジャネイロオリンピックにおいて48キロ級の頂点に立った登坂絵莉選手。オリンピックをはじめ、世界選手権やワールドカップでも優勝経験を持つ実力者です。

怪我に苦しんだ2017年

2016年のオリンピック以降、登坂選手は怪我に泣かされる苦しいシーズンが続いています。

     
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