北海道日本ハムファイターズの不動の4番打者、中田翔選手は非常に厳しい筋力トレーニングを自らに課していることで有名です。実力でも存在感でもチームを引っ張る役割を果たしている中田翔選手が行っているトレーニング方法や筋トレメニューをご紹介します。
長打を打つのに必要なパワーをつけるための秘密をチェックしていきましょう。
中田翔選手は「北のジャイアン」と異名を取るパワーヒッター
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中田翔選手は「北のジャイアン」という異名を取るパワーヒッターで、守備や送球にも定評があります。ワールド・ベースボール・クラシックでも大活躍した中田翔選手について見ていきましょう。
中田翔選手の特徴と実績
中田翔選手は小さい頃から将来を嘱望される実力の持ち主でした。中3で日本代表入りし、高校時代には名門校・大阪桐蔭高校で1年生のときからレギュラーとして活躍しています。
「平成の怪物」という異名を取り、ドラフト会議では4球団からの指名の中、日本ハムファイターズに入団しました。2011年からは4番バッターとして活躍中で、2度の打点王にも輝いています。
中田翔選手が練習風景を公開
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中田翔選手はInstagramで練習風景を公開しています。非常に高重量のダンベルを持ってバーベルカールを行っている動画(5枚目が動画)が印象的で、中田選手の長打力の秘密を垣間見ることができます。
長打力に必要な筋肉は?
バッターが長打力を上げるために必要な筋肉は非常に様々な部位に及びます。全身の筋肉をバランスよくアップさせるのが理想ですが、特に強化したいポイントをチェックしてみましょう。
上腕筋
力強くバットを振り切るためには上腕二頭筋と上腕三頭筋をバランスよく鍛えることが大切です。バットは腕の力だけで振るものではないといわれますが、腕の力がなければ力強くスイングすることはできません。
スイングがふらついてしまう人は腕の筋力を強化すると良いでしょう。ホームランバッターで腕が細いという選手はいませんので、しっかりと鍛えておきましょう。また、腕につながる大胸筋も重要です。
背筋(広背筋・僧帽筋)
スイングは腰の捻転が重要だと言われますが、パンチ力を生み出すのは背筋の力による部分が非常に大きいです。特に体の中で最も広い面積を持つ広背筋と、首・肩から背中の中央まで広がる僧帽筋は非常に大きな力を生み出します。
腰の周辺は背骨と筋肉のみで体を支えますので、筋肉をしっかりつけることで体の芯がぶれずにスイングすることができます。
腹筋
背筋だけでなく、腹筋に力が入らなければ大きなパワーは生み出せません。また腹筋をつけて腹圧を上げることも大切です。背筋と腹筋はバランスよく鍛える必要があり、強化することで腰の回転をうまく利用したスイングができるようになります。
ボディバランスを保つための体幹トレーニングも有効です。
大殿筋・内転筋・ハムストリング
スイングするときには体の軸をしっかりと作って回転させることが大切です。そのときにしっかりと地面を蹴ることや回転に負けない足腰を作ることが大切です。
特に力強く地面を捉えるハムストリングや、お尻周辺の大殿筋、内股の内転筋などを鍛えることが必要です。大殿筋は腰から直結している筋肉なので、スイングスピードを上げるのには欠かせません。