運動不足や加齢など、気をつけていないと体の柔軟性は維持できません。若い頃から体の硬さに悩んでいるという人もいるでしょう。体が硬いことのデメリットを知り、しっかりと柔軟性を高めるストレッチを行いましょう。
毎日気軽に続けられて誰でも簡単にできるストレッチの方法を動画でご紹介します。
柔軟性を上げるメリットと体が硬いデメリット
体が硬いとさまざまなデメリットがあり、健康維持のためにも柔軟性を上げておく必要性があります。体が硬い原因も含めて柔軟性を上げるメリットを知っておきましょう。
体が硬い原因はストレッチ不足と運動不足
体が硬い一番の原因はストレッチ不足と運動不足にあります。運動不足の人は体を動かす機会が少ないため、筋肉はもちろん、関節をつなぐ腱などの柔軟性も失われてしまいます。また運動をしないことで筋肉が萎縮し固くなってしまいます。
定期的に体を動かしたりストレッチをしたりする人は筋肉や関節を大きく動かすことが多いため、関節の可動域が広がったり血流が良くなって筋肉が柔らかくなったりします。筋肉を日常的に使うようになることで、筋肉の柔軟性を維持することができます。
体が硬いと怪我をしやすくなる
体が硬いと怪我をしやすくなるというのが最大のデメリットです。筋肉や関節が硬くなった状態でいきなり走ったりジャンプしたりすると、肉離れや捻挫などを起こしやすくなります。
体が硬いと姿勢が悪くなる
また背中や腰、首などの筋肉が硬くなることで姿勢が悪くなったり、良い姿勢を保てなくなったりします。猫背は肩・首のコリや腰痛の原因になりますし、内臓が圧迫されるため胃腸の働きが悪くなって便秘などの原因にもなります。
体が硬いと血流も悪くなる
体が硬いと血流が悪くなります。特に女性の場合は骨盤周辺の血流が悪くなることで、生理が重くなるなどの悪影響があります。血行が悪くなると冷え性になったり老廃物の排出がうまく行かずにむくみの原因になったりします。
もちろん血流の悪さは生活習慣病につながる場合もありますので、健康のためにも柔軟性を高めるようにすると良いでしょう。
柔軟性を上げるとこんなメリットが!
柔軟性を上げるとこんなメリットがあります。
- 怪我をしにくくなる
- 姿勢が良くなる
- 肩や首のこり・腰痛・関節痛の予防や症状の改善
- 内臓の働きが正常化する
- 血行が改善される
- 関節の可動域が広がるのでスポーツ時に役立つ
- 痩せやすくなる
- 疲れにくくなる・疲労回復しやすくなる
年令問わず柔軟性は上げられる
年齢が上がるほど運動不足になる人は多いですが、年齢にかかわらず柔軟性を上げることは可能です。その際は無理をしないように、ゆっくりと時間をかけて行っていきましょう。
怪我予防はもちろん、健康のためにも楽しみながらストレッチを行うのがポイントです。
柔軟性を上げるには何をすれば良い?
柔軟性を上げるためにはどのようなことを行えば良いのかをチェックしていきましょう。一般的にはストレッチが有効だと思われていますが、他にもいくつかの方法があります。
定期的なストレッチや軽い運動を行う
定期的にストレッチを行いましょう。まずは無理のない負荷をかけるようにしながら伸ばしていきます。ヨガはリラックスしながらストレッチできるのでおすすめです。またピラティスやウォーキングなどの軽い運動を行うとより効果的です。
体を温めることも重要
ストレッチの際には体を温めることが重要です。筋肉が冷えたままでは十分に伸ばすことができませんし、怪我の原因にもなります。お風呂で温まったあとにストレッチをすると効果が高いです。ただし湯冷めをしないように注意しましょう。
マッサージ
硬くなった筋肉をほぐすためにマッサージをするのもおすすめです。ストレッチと組み合わせてマッサージを行いましょう。
ストレッチをするときには伸ばしすぎに注意!
ストレッチをするときに痛いくらいに伸ばす人がいますが、怪我の原因になりますので逆効果です。気持ちよく感じるくらいで十分効果があります。また勢いをつけてグイッグイッと負荷をかけず、じっくりと時間をかけて伸ばしましょう。
気長に行うようにする
柔軟性を上げるには時間がかかります。一朝一夕で柔らかくなるというわけではありませんので、気を長く持ち、毎日の習慣として行っていきましょう。
股関節や下半身を柔らかくするストレッチ
股関節を柔らかくして可動域を広げることで、骨盤の歪みが整えられます。これによって骨盤周辺の血流も良くなりますし、スポーツをする際にパフォーマンスが上がるというメリットがあります。
股関節はもちろんですが、お尻の筋肉や太もも、ふくらはぎもしっかり伸ばしましょう。ふくらはぎは第二の心臓とよばれる重要な筋肉ですので、念入りに行いましょう。