田臥勇太選手といえば長年日本バスケット界のトッププレーヤーとして活躍している選手です。現役選手の中ではかなりのベテランですが、その実力は今も輝き続けています。テクニックはもちろん、強靭なフィジカルを持っている選手でもあります。
また、大きな怪我をした経験からコンディショニングにも力を入れていることで知られていますので、トレーニング法やコンディショニング法をぜひ参考にしてみてください。
田臥勇太はバスケットボール界の生ける伝説
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田臥勇太選手は日本のバスケットボール界では確実に伝説に残る選手です。高校でのタイトル九冠獲得、日本初のNBAプレーヤー、国内リーグでのMVPやベスト5など、獲得した経歴を挙げるとキリがないほどです。
田臥選手の経歴やプレースタイル、怪我について見ておきましょう。
田臥勇太選手は日本で初めてNBAでプレーした選手
周りからは、けなされ、無理だって言われてきた。でも、他人に自分の限界を決めさせたくなかった。(田臥勇太) pic.twitter.com/DyQKL5SHFc
— 偉人の名言〜志を高く〜 (@was_changed) May 19, 2019
田臥勇太選手は横浜市出身のプレーヤーです。中学時代は全国大会で3位になり、高校では名門・能代工業で1年生のときからスタメンとして活躍しました。
高校3年間で3大タイトル(インターハイ・国体・全国高校選抜)をすべて制覇し九冠を達成したうえ、3年連続ベスト5に選ばれています。その後アメリカ留学を経て日本のスーパーリーグに所属するトヨタ自動車に入団しましたが、2003年にNBAに挑戦します。
2004年にはフェニックス・サンズと契約して開幕ロースター入りし、開幕戦にも出場して日本人初のNBAプレーヤーとなります。現在ではBリーグのリンク栃木ブレックスでポイントガードとして活躍しています。
田臥勇太選手のプレースタイル
田臥勇太選手は175cmとそれほど大きくない体格ながら、スピードに乗ったドリブルやドライブに優れ、ジャンプシュートからの得点も多いです。
自らも切り込んで得点を決めに行きますが、パスセンスは非凡なものをもち、視野の広さからゲームメイクやアシストを決めることが多いです。日本国内リーグでもアシスト王に何度も輝いています。またターンオーバー数の多さも特徴です。
田臥勇太選手は怪我に泣かされてきた
田臥勇太選手は若い頃から怪我に泣かされてきました。椎間板ヘルニアを始め、かかとなどの打撲や腰痛、足の裏の足底腱膜炎などで長期離脱をすることも少なくありません。
大学時代、NBA挑戦中のディベロップメント・リーグ時代、日本復帰後など、1ヶ月以上の離脱を経験しています。2018年にも腰痛でシーズンの半分を治療とリハビリに費やしました。
上の動画では、田臥選手がコンディショニングを丁寧に行うようになったきっかけをコメントしています。
ベテランだからこそコンディショニングが欠かせない
田臥勇太選手は1980年生まれですので、日本国内の選手層の中では最もベテランといえる年齢層の選手です。本人はまだまだ引退を考えてはおらず、現役を続行する意思を表明しています。
それでも肉体は若い頃とは違い、怪我が増えたり治りにくくなったりしています。だからこそ日頃のコンディショニングは欠かせません。田臥選手はコンディショニングに割く時間を非常に長く取っていることで知られています。
田臥勇太選手のようなバスケットマンに必要な筋肉を鍛えよう
田臥勇太選手のようなバスケットマンになるためには、大柄な選手にも負けないフィジカルを身につけることが大切です。日々の筋トレを工夫して行い、必要な部位を効率よく鍛えていきましょう。
ダンベルフライで大胸筋を鍛える
シュートやパスをする際にボールを引き上げる動きをします。そのときに大胸筋を使うため、鍛えておくと安定してボールを動かすことができます。また全身の筋力のバランスを取る上でも重要な筋肉ですので、しっかりとトレーニングしましょう。
ダンベルフライなら自宅でも行うことができますのでおすすめです。ジムなどでトレーニングする際はベンチプレスでもよいでしょう。
デッドリフトで粘り強い下半身と背筋を鍛える
デッドリフトはベンチプレス・スクワットと並んで「筋トレBig3」の一つに数えられています。バーベルを使ったトレーニングですが、腕ではなく背中の広背筋と僧帽筋、お尻の大殿筋と太ももの裏のハムストリングに効果があります。
さらに背中の脊柱起立筋群にも効くため、姿勢の改善にも繋がります。
スクワットで大殿筋・大腿四頭筋・ハムストリングを強化
スクワットも筋トレBig3の一つで、大殿筋・大腿四頭筋・ハムストリングを鍛えることができます。下半身を安定させるためにもこれらの筋肉は非常に重要ですし、ダッシュやジャンプなど地面を蹴るときの爆発力を生み出す働きがあります。
ダンベルカーフレイズでふくらはぎを鍛える
ジャンプ力をアップさせるため、ふくらはぎの筋肉を鍛えましょう。ふくらはぎを重点的に鍛えるにはカーフレイズが有効ですが、中でもダンベルを持って行う「ダンベルカーフレイズ」で負荷の高いトレーニングをすることができます。