石川祐希選手は全日本代表の若きエースとして非常に期待されているバレーボール選手です。
日本ではなく世界最高峰のリーグであるイタリア・セリエAでプロとしてプレーをしています。
ジャンプ力に優れており、最高到達点から急角度で叩きつけるスパイクは相手チームの脅威になっています。
石川祐希選手のジャンプ力を生み出すトレーニング方法や必須アイテム、肉体改造の方法などを見ていきましょう。
石川祐希選手は日本のエース!
石川祐希選手は日本のエースとして期待を集めている選手です。ですがその経歴はやや異色なもの。
どのような特徴がある選手なのかを見ていきましょう。
学生時代から活躍
小学校の頃からバレーボールを始めた石川祐希選手は、高校では愛知県の星城高校に進んでいます。
高校では2年連続でインターハイ・国体・春高の3冠を獲得しました。
なお2年連続で3冠を獲ったのは史上初めてのことです。
高校卒業後は中央大学に入学します。
1年生のときに強化指定選手として日本代表入りし、アジア大会に出場しています。
Vリーグではなくイタリアでプロ選手に!
石川祐希選手はVリーグではなく、世界最高峰のリーグであるイタリア・セリエAでプレーしています。
日本の選手がVリーグを経ずに海外でプレーするのは珍しいことですが、イタリアでも順調に活動を行っています。
石川祐希選手のトレーニングの秘訣と必須アイテムとは?
石川祐希選手はインタビューの中でトレーニングのポイントや必須アイテムなどを語っています。
どのようなポイントに注意して行っているか、ぜひ参考にしてください
正しいフォームで行う
石川選手は正しいフォームでトレーニングを行うことを常に念頭に置いています。
トレーニング中はフォームの崩れが自分では気が付かないため、他の人にチェックをしてもらうとのことです。
姿勢が崩れるとトレーニングの効果が下がるほか、体が歪んだり怪我をしやすくなったりします。
体幹を強くする
石川祐希選手は体幹の強化も重点的に行なっています。
アウトサイドヒッターとしてプレーする石川選手はジャンプしてアタックやブロックを行う機会が多いです。
そのため、空中でのボディバランスを高めておく必要があります。
アタックだけでなくサーブやレシーブなどをブレなく正確に行うためにも体幹強化は必須です。
EMSも活用している
石川祐希選手はEMSパッドを必須アイテムとしてトレーニングに取り入れています。
EMSとは電気を使って筋肉の奥深くに刺激を与えるトレーニングアイテムです。
腹筋はもちろん腕や足などにも使い、通常のウェイトトレーニングでは鍛えられない部位をカバーしています。
石川祐希選手が行っている筋力トレーニング
石川祐希選手は所属しているチームでの筋力トレーニングを週2回ペースで行っています。
どこを鍛えているのか、目的を持ってトレーニングを行いましょう。
特にジャンプ力を生むふくらはぎや太ももの筋肉と強いスパイクに必要な背筋は重点的に鍛えるとよいでしょう。
スクワット
スクワットは筋力トレーニングのBig3に数えられる種目です。
下半身や背筋など、多くの筋肉に効率よく負荷をかけることができます。
正しいフォームでギリギリまで追い込みましょう。
下半身はジャンプ力を生むだけでなく、レシーブなどの安定感に繋がります。
- 足は肩幅よりやや広めに開く。つま先は外側へ向ける。
- つま先とひざを同じ方向に向けてしゃがんでいく。
- かかとに体重をかけるようにお尻を後方に突き出してしゃがむ。
- 背筋は真っ直ぐにして体を下ろす。
- 猫背にならないこと。
- ひざがつま先より前に出ないようにすること。
ラットプルダウン
ウェイトマシンを使ったラットプルダウンで背筋をしっかり鍛えましょう。
正しいフォームで行えば背筋にしっかりと負荷をかけることができます。
フォームを間違えると腕にしか効かなくなるので注意しましょう。
- 小指と薬指に力をかけるため、サムレスグリップでバーを握る。
- 肩幅よりも広い手幅で握る。
- ひじを内側に回すようにして胸を張る。肩甲骨を下げるようにすること。
- しっかりと胸を張った状態でバーを引く。胸が張れていないと背筋に効かないので注意。
- 鎖骨とみぞおちの間くらいまで引く。
- 肩を上下させることがポイント。
- ひじを腰骨に近づけるように引き、戻すときには肩を上げる。
ボックスジャンプ
ボックスジャンプは下半身のバネを生かして瞬発力や爆発力を生む効果のあるトレーニングです。
台の上に飛び乗るだけですが、もも・大殿筋・ふくらはぎなどさまざまな筋肉を使うトレーニングです。
最初は低めの台からスタートしましょう。
- ボックスの前に立つ。足幅はジャンプしやすい程度に。
- 上半身をしっかり使うこと。手を振った反動を使ってジャンプする。
- 腰を落として股関節のバネを使うこと。
- 地面をしっかり踏んで力を伝える。ジャンプする方向と逆側のベクトルで蹴る。
- お尻をしっかり伸ばし、素早くひざを引き上げて台の上に着地する。