筋トレ用のサプリメントと言えば「プロテイン」が圧倒的に有名ですよね。
それでも最近は、日本でもさまざまなサプリメントが流通するようになり、プロテインではないサプリメントを愛用する人も増えてきています。
今回紹介するのは「MRP」です。
MRPとはどんなサプリメントなのか、どうして筋トレにいいのかなどを解説します。
MRPとは
広い意味ではプロテインの一種
MRPは「Meal Replacement Protain」の略となります。
日本語に直訳すると、「食事と置き換えるプロテイン」となります。
プロテインの一種ではあるものの、プロテインとして市販されているサプリメントとは、その役割にも成分にも明確な違いがあります。
プロテインとの違いは?
両者の違いは主に、三大栄養素の配合割合にあります。
三大栄養素とは、「タンパク質」「脂質」「炭水化物」の3つで、いずれも体内においてエネルギー源になる栄養素です。
プロテインは、筋肉を作ったり回復したりする効果がある「タンパク質」を重点的に配合しています。
それに対し、MRPは三大栄養素すべてを適度に配合しています。
例えば、グリコの「ミールリプレイスメントプロテイン<ミルクショコラ味>」は、三大栄養素を「タンパク質:脂質:炭水化物=4:1:5」(エネルギー比率)の割合で配合しています。
この配合比率こそ、MRPがどういった特徴をもったサプリメントなのかを表しています。
タンパク質以外の栄養素が必要な理由とは
タンパク質が筋肉の形成に関わる栄養素であることは、筋トレをせずとも多くの人が知っている知識と言えます。
そこで勘違いしがちであるのが、「タンパク質さえ摂っていれば筋肉はできる」という考え方です。
我々は普段の生活の中で、食物やサプリメントから摂取した三大栄養素をエネルギーに変えて活動しています。
このエネルギーが不足したとき、真っ先に分解されてエネルギーとして利用されてしまうのが、実はタンパク質なのです。
タンパク質は筋肉に多く蓄えられていますので、エネルギー不足は筋トレに励む皆さんにとっては大敵です。
「でもエネルギー不足になんてなるわけないよね」と思われた方は多いかもしれません。
しかし、油断は大敵です。
筋トレでは大量のエネルギーを消費しますので、一時的にエネルギー不足が発生してしまうのはよくあることなのです。
そこで、エネルギーとして利用されやすい炭水化物を摂取しておくことは、結果的にタンパク質の分解を防ぎ、筋肉づくりを間接的にサポートするのです。
MRPとプロテインの使い分け
プロテインを摂取すべきシチュエーション
ここで疑問に思われた方もいるかもしれません。