突然SNSで話題が殺到した「みんなで筋肉体操」は、短時間トレーニングでありながら効果が期待出来ると注目されました。
NHKとしては異色の筋トレ番組ですが、番組通りに実践するメリットは何なのでしょう。
効果的なトレーニング方法を徹底解説しながら、目的別メニューや継続のコツなども伝授していきます。
番組通りに実践するメリット
「みんなで筋肉体操」は、わずか5分間のトレーニングです。
番組では出演者と一緒にトレーニングを行っていく構成ですが、番組通りに実践するメリットとは一体どんなものなのでしょうか。
三日坊主にならない
初心者が筋トレを行なう場合、半数以上の人が三日坊主になってしまいます。
番組ではタレントを出演させ、観ているだけでも楽しいという演出を取り入れているのです。
その為、観るという楽しみもプラスされ三日坊主になりにくくなります。
実際に「観てみようかな」という好奇心から、自分も筋トレを始めたという声が多く聞かれます。
器具を買わずにトレーニング出来る
番組内では自重トレーニングを紹介しています。
その為トレーニング用の器具を持っていない初心者でも、気軽に取り組むことが出来ます。
更に難しい動きではなく、誰にでもクリア出来るトレーニング内容となっているので番組通りに行えば達成感を得ることも出来るでしょう。
達成感はトレーニングを実践する上で、モチベーション維持に繋がる大切な要素です。
挫折しにくい
自宅で出来る筋トレは気軽で取り組みやすいものですが、反面挫折しやすいというデメリットがあげられます。
しかし番組通りに実践すると、講師の谷本道哉がタイミングよく言葉を投げかけてくれるので、最後までやり抜くことが出来ます。
また目の前で実践しているので、一体感を感じることが出来るのもメリットのひとつでしょう。
プロの指導が活きている
番組を観るとわかりますが「みんなで筋肉体操」は、生理学などを基本に置いた高効率のメニューを組んでいます。
5分間でもしっかりと筋肉に働きかける、ハードなトレーニングメニューとなっているのです。
谷本道哉は運動生理学者、筋生理学者。
筋発揮張力維持法を取り入れたトレーニングに関する研究を記し、2006年3月に東京大学甲第20938号で博士(学術)を修得
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/谷本道哉
番組で講師を務めているのは、筋肉を知り尽くしたプロです。
彼の名言でもある「あと5秒しか出来ません」というセリフは、追い込み時に心に響く言葉となっています。
筋トレを愛しているからこそ、出てきた言葉でしょう。
目的別メニュー
「みんなで筋肉体操」は公式サイトとしてYouTubeにすべてアップされています。
そんな中から目的別におすすめの筋トレを紹介し、効果を上げる方法も見ていきましょう。
胸板を作り上げる基本「腕立て伏せ」
上記動画はYouTubeに接続してご覧ください。
フルレンジ・プッシュアップとハイ・スピードプッシュアップを紹介しています。
- 手の幅を肩の1.5倍ほどとる
- 深く腕を曲げる
- ゆっくり戻る
- 上記の動作を15回繰り返す
- 膝をついて腕立て伏せを5回す行う
- 1分間のインターバルをとる
- 手の幅を肩の1.5倍ほどとる
- 30秒間、出来るだけ早く腕立てを行う
- 10秒間のインターバルをとる
- 20秒間、出来るだけ早く腕立てを行う
きつくなったら、膝をついて負荷を軽くしていきましょう。
効果を上げる「腕立て伏せ」
上記動画はYouTubeに接続してご覧ください。
60秒インターミッテント・プッシュアップとエキセントリック・プッシュアップを紹介しています。
- 手の幅を肩の1.5倍ほどとる
- 深く腕を曲げ胸を床につける
- 1分間、出来るだけ早く腕立てを行う
- 1分間のインターバルをとる
- 椅子などに両足を乗せ腕立て伏せの姿勢をとる
- 3秒で腕を曲げて、1秒で伸ばす
- 上記の動作を12回繰り返す
上げられなくなったときは、5秒間休憩を入れて続けましょう。
初心者は、テーブルなどに腕をつき体を斜めにして腕立て伏せを行うと負荷が弱くなります。
またエキセントリック・プッシュアップは、負荷が強くなるので筋トレ中級者以上の人におすすめです。
足腰を鍛える基本「スクワット」
上記動画はYouTubeに接続してご覧ください。
スロー to クイックスクワットとブルガリアン・スクワットを紹介しています。
- 足を肩幅程度に置く
- 手は胸の前でクロスさせる
- 太腿が地面と平行になるより深くしゃがむ
- 2秒でしゃがんで2秒で起きる
- ゆっくり12回行い、素早く5回行う
- 1分間のインターバルをとる
- 椅子を用意する
- 両方の手を腰に置き、片方の足を椅子にのせる
- 胸につくまで深くしゃがむ
- 1秒でしゃがんで1秒で起きる
- 10回行い、手で足を補助しながら3回行う
- 反対足も行う
自重負荷では軽すぎるスクワットを、プラスαのテクニックで効果的なトレーニングにしています。
スクワットは疲れてくるとしゃがんだ時に力が抜けやすいので、力を抜かないように注意しましょう。
効果を上げる「スクワット」
上記動画はYouTubeに接続してご覧ください。
フルボトム・スケーター・片足スクワットとハイスピード・ノンロック・スクワットを紹介しています。
- 両手を腰におく
- 片足を後ろにひく
- 前足だけでスクワットを行う
- 1秒でしゃがんで1秒で起きる
- 10回行い、手で足を補助しながら3回行う
- 反対足も行う
- 1分間のインターバルをとる
- 足は肩幅を超えない位置へ置く
- 手は胸の前でクロスさせる
- 太腿が地面と平行になるより深くしゃがむ
- 上記の動きを30秒間、出来るだけ早く行う
- 10秒間のインターバルをとる
- 20秒間、出来るだけ早く行う
動画では負荷を下げる方法として、テーブルを持つことを薦めています。
膝を伸ばし切らないことがポイントです。
引き締まった腹筋をつくる基本「腹筋」
上記動画はYouTubeに接続してご覧ください。
フルレンジ・ノンロック・クランチとノンロック・レッグレイズを紹介しています。
- バスタオルを畳み、仰向け状態の腰の下へ引く
- 上半身を丸め込みながら起きお尻を浮かせる
- 2秒で上げ、2秒で下ろす
- 10回繰り返す
- 1分間のインターバルをとる
- 椅子を用意する
- 浅く座り手を椅子の上に置く
- 2秒かけて高く足を上げる
- 2秒かけて下ろす
- 10回繰り返す
腹筋と聞くと回数を多くやらなければならない、と思う人が多いのではないでしょうか。
「みんなで筋肉体操」では10回で確実に効く方法を教えてくれます。
10回だからこそ頑張れるのです。
効果を上げる「腹筋」
上記動画はYouTubeに接続してご覧ください。