「美味しいものを沢山食べたい」「でも太りたくない」特に女性にとってこの2つは永遠の願望といえるのではないでしょうか。
そしてこの贅沢悩みを解決してくれるのが今回紹介するタニタ食堂レシピです。
TV等でも紹介され話題沸騰のレシピで、レシピ本は累計470万部を達成したミリオンセラー。またアプリも販売されています。
今回はこのタニタ食堂レシピを徹底解説。ダイエットに役立てるコツやレシピも紹介していきます。
タニタ食堂レシピとは
タニタ食堂レシピを知るにはタニタ食堂そのものを知る必要があります。
そもそもタニタ食堂とは何なのか。まずは基本情報から確認していきましょう。
タニタ食堂とは
タニタ食堂とは文字通り、体重計など計測器を販売する大手メーカー株式会社タニタの社員食堂のことです。
社員の健康を目的につくられた社員食堂ですが、NHKの番組で取上げられたことにより一躍有名になりました。
さらにこの番組を見ていた大和書房の編集者のオファーによりレシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂」を発売。
タニタ食堂の名は瞬く間に世間に知れ渡ることとなりました。
丸の内タニタ食堂
当然ながら本来社員や関係者以外に食堂は利用ができませんでした。
しかし2012年1月11日レシピ本を基にしたメニューを提供する「丸の内タニタ食堂」を東京・丸の内にオープン。
現在は全国に店舗を拡大する他、北海道大学病院や住友病院内に提携店舗を展開するまでに成長しています。
ダイエットに効果的な理由
美味しくて更にお腹いっぱい食べても瘦せられるのが魅力のタニタ食堂レシピ。
その秘密はどこにあるのでしょうか。タニタ食堂がダイエットに効果的な理由を見ていきましょう。
一食約500kcal
タニタ食堂がダイエットに効果的な理由としてそのカロリーが挙げられます。
バラエティーに富んだメニューはどれも一食約500kcalに抑えられています。
タニタの社員からの「知らないうちにやせていた」という意見が多いのも納得。
毎日食べていれば自然にダイエット効果が期待できるヘルシーメニューなのです。
旬の野菜中心メニュー
お腹いっぱい食べても痩せられるもう一つの理由として挙げられるのが野菜中心であるということ。
献立に野菜を多くすることで噛む回数を増やし満腹中枢を刺激する効果を狙っているようです。
それにより、満腹感に対して実際の摂取カロリーが低くダイエット効果が期待できるのです。
また、旬の野菜をふんだんに使うことで季節を彩り、飽きの来ないメニューになっているのも魅力の一つです。
ダイエットのコツ(調理)
タニタ食堂レシピのメリットをフル活用する為にはコツを知っておく必要があります。
まずは調理の際のコツからご紹介します。
油をカット
500kcal前後に抑える最大のポイントは余計な油分をカットするということ。
その為には調理方法を変えることがポイントです。以下の方法がおすすめです。
- フライ・ソテーよりもグリル・オーブン焼きにする。
- テフロン加工のフライパンを使いできるだけ油を少なくする。
- 電子レンジを使用する。
- クッキングシートを活用して肉や魚の余分な脂質を吸収させる。
- 揚げ物は揚げてからカットする。
- 揚げずにオーブンを使う。
その他には肉の油の部分をカットすることでも大幅に油分をカットできます。
油分が全くなくなってしまうと美味しさに欠けますから、味を保つ最低限の油分で調理するのがコツです。
塩分をカット
塩分が多く味が濃いおかずは、お米等の主食の過剰摂取を誘発します。
また、喉も乾くため甘い飲料やお酒の飲みすぎの原因にもなってしまいます。
その他にも高血圧などの生活習慣病を引き起こす等健康にも良くありません。
以下の調理方法で塩分量をできるだけカットすることができます。
- 穀物酢、ワインビネガー等の酸味を加えることで味にアクセントを加える。
- 汁物や煮物はダシをしっかりとる。
- 塩だけでなく胡椒、唐辛子などスパイスを使って味を豊かにする。
- しそ、しょうが、ねぎなど、香味野菜を使って風味を整える。
- ドレッシングはクリーミー系や種実類を使い味にコクを出す。
以上の方法を用いることで、塩分量をカットしても変化に富んだ深みのある味にすることができます。
野菜を大きめにカット
噛む回数を増やし、ゆっくり時間をかけて食べることで満腹中枢が刺激されます。
満腹中枢が刺激されると食べる量が少なくても満腹感を感じることができ、摂取カロリーを抑えることができます。
噛む回数を増やすためには野菜を少し大きめにカットするのがコツ。
また、盛付や食材に工夫して見た目も鮮やかにすることで満腹感をより味わうことができます。
測りを使って正確に!
料理は慣れると目分量で測ってしまいがちです。
しかしタニタ食堂レシピを使って効果的にダイエットする為には計量スプーン等を使って正確な分量で調理するのが良いでしょう。
なぜなら油脂は想像以上に高カロリーで1gで約9kcalにも及びます。少しの違いが大きな差を生むのです。
ダイエットのコツ(食事以外)
調理方法以外のダイエットのコツをご紹介します。
通常のダイエットにも共通することではありますが、タニタ食堂レシピと併用することで最大の効果を期待することができます。
主食(お米)の量を少なくする。
1日を通してご飯の量をすくなくすると摂取カロリーを多く抑えることができます。
タニタ食堂ではごはんは1杯100gを推奨されているようで、食堂では自分で100gを計量するシステムを儲けているそうです。
夜9時以降は食べないようにする。
朝食を抜くという方も多いようですが、最もエネルギーを必要とする朝に食事をするのがダイエットには理想的です。