腰痛に悩む人はヨガを行って解消しましょう。
腰痛悪化の原因とヨガが腰痛に効果的な理由のほか、初心者にもできるヨガのおすすめポーズを動画で紹介します。
また、腰痛対策のヨガの効果を上げる方法や日常生活での腰痛対策も見ていきましょう。
腰痛の原因は?
腰痛は病院で検査しても「原因不明」と言われることが多く、ヘルニアなどの原因がはっきりしている腰痛はごく一部です。
レントゲンなどの検査でも異常が見られない腰痛が多いですが、主に以下のような原因が考えられています。
姿勢の悪さ
日頃から猫背の人や長時間のデスクワークを行っている人は腰痛になりやすいです。
猫背になると首が前方に出る姿勢になり、背骨が頭の重さを支えきれなくなります。
頭は成人男性で6kg程度の重さがあり、姿勢が悪いと通常の姿勢の数倍の負荷が背骨や肩にかかります。
腰への負担を減らすため、立った状態はもちろん座った状態でも正しい姿勢をキープすることが大切です。
血行不良
血行不良も腰痛の大きな原因です。長時間同じ姿勢でいると筋肉が固まって血行が悪くなります。
立ち方・座り方が悪く骨盤が歪むことも血行不良の原因になり、腰痛につながります。
血行不良は冷えを引き起こし、筋肉が収縮してさらに血行が悪くなるという悪循環に陥るので、血行改善に努めましょう。
運動不足
運動不足も腰痛の原因の一つです。
日頃から運動をしないと筋肉の柔軟性が失われたり、筋肉量が不足して腰を支えきれなくなったりします。
腰は肋骨と骨盤の間に位置しているため、背骨と筋肉だけで支えなければいけません。
腰回りの筋肉が足りないと腰を支えることができずに痛みの原因になります。
筋肉の柔軟性が失われると体を動かしにくくなり、血行も悪くなるため腰痛が悪化します。
ストレス
ストレスによる心理的な負担も腰痛の原因です。
ストレスは筋肉や血管を収縮させるため血行不良を引き起こし、腰痛や冷え、むくみといった悪影響が現れます。
心身ともにリラックスして副交感神経が優位になると、ストレス軽減や血行促進効果によって腰痛が軽減されます。
坐骨神経痛など神経の障害
坐骨神経痛などの神経の障害によっても腰痛が引き起こされます。
姿勢の悪さ、筋力の衰え、ヘルニアなどの疾病が原因になり、腰だけでなく足の痛みやしびれが出ることがあります。
ヨガを含めた生活の見直しをしても痛みが軽減しない場合、医師の診察が必要かもしれません。
ヨガで腰痛が解消できる理由
ヨガで腰痛が解消できる理由を見ていきましょう。
筋肉をストレッチ
ヨガはゆっくりと体を動かすことで、筋肉をストレッチさせることができます。
固くなった筋肉を弛緩させ、コリをほぐします。
血行を促進できる
筋肉が柔らかくなれば血行も促進でき、腰痛を改善することができます。
また、腰痛予防で筋トレを行う際にも効果が高まります。
リラックスできる
ヨガは心身の調和を目的としています。
体を動かして筋肉をストレッチさせ、深呼吸をしてリラックス効果を高めるため、腰痛に効果があります。
疲労回復につながる
ヨガは1日の活動で疲れた筋肉をほぐす効果があり、特に寝る前のヨガは睡眠の質を高めるため疲労回復しやすくなります。
疲れているときほどヨガをやって心身ともに疲労回復を図りましょう。
骨盤の歪みを矯正できる
ヨガの中には骨盤の歪みを矯正できるポーズがあります。
姿勢の改善や血行の促進を行って腰の痛みを解消できるため、毎日のメニューにぜひ取り入れましょう。
ヨガ初心者にもおすすめ!腰痛緩和のためのポーズを動画でチェック
ヨガ初心者にもおすすめの腰痛改善ヨガを動画でチェックしましょう。
初心者にもかんたん!腰痛改善ストレッチ
ヨガインストラクターによる腰痛改善のストレッチです。
わずか5分で終わるかんたんな動きなので、ヨガ初心者にもおすすめです。
ゆっくりと呼吸しながら行いましょう。
- 両足を前方に投げ出すように座り、少しひざを立てる。両手は後ろにつく。
- ひざとつま先が同じ方向に動くように、ひざを左右交互に倒す。これを30秒間行う。
- 股関節を動かすように意識するのがポイント。
- 右足をあぐらをかくように下に置き、左足を右足の外側にかける。
- 左ひざをかかえて胸に引き寄せる。お尻が浮かないようにする。これを30秒間行う。
- 右足も同様に行う。
- ひざを立て、左足を右太ももに乗せる。
- 胸を張ったまま、体を前に倒して左足に近づける。これを30秒行う。
- 右足も同様に行う。