歩く・走る・立ち上がる、これらの動作を担っている筋肉がどれかご存知ですか?それが、大腿部分に付いている4つの大きな筋肉から構成される「大腿四頭筋」です。
私たち人間は、両足があるからこそより自由に移動することができています。そして、大腿四頭筋があるからこそ両足を自由に動かすことができるのです。つまり、大腿四頭筋は日常生活の中でも特に重要な筋肉と言えます。
そこで今回は、大腿四頭筋をより強化できる筋トレ法についてご紹介したいと思います。また、大腿四頭筋を効率的に鍛えるためのポイントについても触れていますので、合わせて確認してみて下さい。
大腿四頭筋とは
先述した通り、大腿四頭筋は私たちが歩く・走る際に欠かせない筋肉です。では、日常生活に欠かせない大腿四頭筋についてもう少し詳しく見ていきましょう。
大腿四頭筋の位置
大腿四頭筋は、太もも部分の前面に付いている筋肉です。また、冒頭でもお伝えした通り、「大腿直筋」「内側広筋」「中間広筋」「外側広筋」の4つの大きな筋肉により構成されています。
実際に、自身に確認していただけると分かりやすいのですが、大腿四頭筋は数ある筋肉の中でも1・2を争うほど大きな筋肉です。だからこそ、重い体を支えながら歩く・走るといった動作ができるのでしょう。
大腿四頭筋の役割
大腿四頭筋の役割としては、「ひざ関節の進展(伸ばす)」「股関節の屈曲(振る)」というものです。まさに、歩く・走る・立ち上がるなどの動作が主な役割と言えます。
また、大腿四頭筋は下半身に付いている筋肉ということもあり、「踏ん張る」という動作でも不可欠です。何かを「押し返す」「持ち上げる」など、大腿四頭筋は全身に送る力を生み出す役割もあります。
大腿四頭筋を鍛えると?
大腿四頭筋を鍛えることで、「長く歩く」「速く走る」「高く飛ぶ」など、日常的な動作を強化することができます。年齢と共に体が衰える中、大腿四頭筋を鍛えるということは健康寿命を伸ばすことにも繋がるのです。
当然、大腿四頭筋は鍛えるほど筋肥大させることができます。ボディービルダーともなれば、細身の女性のウエストと変わらないほど、太く逞しい足回りを手に入れることも可能です。
大腿四頭筋に効く筋トレ方法
足回りが元気というのは、健康的に過ごす上で欠かせないものです。では、実際に大腿四頭筋に効く筋トレ法をご紹介しましょう。
レッグエクステンション
- レッグエクステンション用のマシンに座る
- 両足首(前部分)をバーに掛ける
- 両膝が伸びきるまでバーを上げる
- 2の位置までゆっくりバーを下げる
- 3〜4の動作を10回3セット繰り返す
動作のポイントは、上げるときは「素早く」、下げるときは「ゆっくり」を意識することです。また、あくまで大腿四頭筋のみを使用してバーを移動させることで、より強い負荷を与えることができます。