バリエーション②
上記は、ダンベルを後ろ側で持ち動作するリストカールの派生系です。一般的に、筋トレは同じ方向からしか刺激を与えることはできません。
しかし、より効率的に鍛えたいなら、他方向から刺激する必要があります。通常のリストカールに慣れた方は、この派生系で別方向から鍛えてみるのもおすすめです。
リストカールのポイント
知ってさえいれば、リストカールのやり方自体は難しいものではありません。ただ、さらに効率的に前腕屈筋群を鍛えたいのなら、もう一工夫必要です。
フォーム第一
初心者にありがちですが、回数をこなす為に速く動作することはおすすめできません。前腕屈筋群への刺激が減るばかりか、手首の怪我や故障のリスクが高まります。
ポイントとなるのは、ゆっくりな動作でも「フォーム第一」に意識するということです。まずは正しいフォームを身につけることから始め、慣れてから回数を増やしましょう。
重量は少なめ
リストカールでは、その動作から手首への負荷が大きくなります。正直、手首は関節の中でも特に脆い部位です。あまり重い重量を掛けてしまうのは危険と言えます。
ポイントは、通常のダンベルトレーニングより少なめの重量から始めるということです。仮に、手首に痛みを感じるのであれば、重量が合っていない証拠なのでより軽いダンベルに変えることをおすすめします。
握りは軽め
ダンベルトレーニングによくあるのですが、ついダンベルを握りしてめてしまうのです。ただ、ダンベルを握りしめてしまうと、手首の可動域が狭くなり必要な部位に十分な負荷が与えられません。
ポイントとしては、ダンベルの「握りは軽め」にすることが挙げられます。ダンベルを優しく包むように握ることで、鍛えたい部位に意識を集中して動作することが可能なのです。
手首を鍛えて逞しい前腕に!
今回は、リストカールによる前腕屈筋群の効率的な鍛え方をまとめてみました。前腕屈筋群は約20もの部位が集まる筋肉群として、前腕から指先の力強く繊細な動きに欠かせません。
リストカールのポイントは、前腕を固定し手首でダンベルを上下させるということです。ただ、手首にも負荷の掛かる筋トレであることから、リストカールは「フォーム第一」「重量少なめ」を意識する必要があります。
ぜひ、紹介した正しいやり方を参考に、安全なリストカールで手首から逞しい前腕を手に入れて下さい。
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