女性にとってすっきりしたふくらはぎは憧れでしょう。
どんな服装にしてもふくらはぎのラインは周囲の目につくことが多く、ここが引き締まっているとスリムな印象を与えます。
ふくらはぎは筋肉としては末端部分になるため、集中的にトレーニングするのが難しい箇所であるのに加え、例え鍛えていたとしてもむくみやすい部位でもあるため、正しいケアが肝要です。
ふくらはぎを健康な状態で、すっきりと細く見せるためには、溜まっている余分な水分や老廃物を身体の外に排出することが有効です。
ここではふくらはぎのストレッチとマッサージについてご紹介します。
ふくらはぎの構造
まずはふくらはぎの構造を理解しましょう。
ふくらはぎは次の二つの筋肉で構成されています。
- ヒラメ筋
- 腓腹筋
ふくらはぎは歩く、走る、ジャンプするといった動作時にサポート的な働きをしています。
間接的にいえば踵間接の曲げ伸ばしが、ふくらはぎの役割です。
ふくらはぎは第二の心臓
また、ふくらはぎはある性質から第二の心臓とも呼ばれています。
心臓は血液の循環を担っていますが、心臓から物理的距離のある足先の方まで行くと、どうしても血流が弱くなってしまいます。
ふくらはぎは、足先まで流れきた血液をポンプのように心臓へ押し返す役割も担っているのです。
その意味でも、ふくらはぎの柔軟性やスムーズな血流は健康状態の維持に重要だと分かります。
ふくらはぎのストレッチ
では具体的なストレッチ方法をご紹介します。
やり方は簡単なものが多いので、是非トライしてください。
立位で行うふくらはぎのストレッチ
- 踵を床に付けたまま、壁や台に両手をつけて前傾姿勢になります。
- 前後に足を開き、後ろにある足を身体の真後ろに置きましょう。
- 後ろの足の踵を床から離さず、前側の足の膝を曲げましょう。
- 後ろ側の足の膝はしっかり伸ばしたままでキープします。
- しっかり伸ばしたら左右の足を入れ替えましょう。
■ストレッチのポイント
ストレッチの強度を上げるには、前後の足の間隔をより広げましょう。
坐位で行うふくらはぎのストレッチ
- 床に座って足を伸ばしましょう。
体勢が厳しければクッションなどの上にお尻を乗せても構いません。 - 両手でそれぞれ足のつま先を掴み、手前に引き寄せます。
つま先を掴めない人は無理せず、タオルを両手で持ち足先にひっかけましょう。そしてタオルを引き寄せてみてください。
■ストレッチのポイント
正しい姿勢を心掛けます。足裏が伸びているか確認しながら行いましょう。
腓腹筋やヒラメ筋が硬いと、ストレッチ中は踵を床につけられない筈です。無理のない範囲で徐々に慣らしていきましょう。
尚、こちらの動画も参考にストレッチを行いましょう。