ふくらはぎのダイエットは難しい
理想のボディラインは人それぞれですが、スッキリとしたふくらはぎに憧れる方は多いでしょう。
ふくらはぎは元々それほど脂肪がつきやすい箇所ではないため、元々の体型や骨格がダイレクトに出てしまう部位です。
下腹や脇腹はダイエットと筋トレを並行して行えば引き締め効果を得られますが、ふくらはぎの場合は筋トレがダイエットにそれほど関与しません。
逆に、積極的な筋トレは必要ないとされる部位であるため、ふくらはぎを鍛えすぎると筋肉が肥大し、筋トレを行う前よりも太くなる可能性すらあります。
そこでここでは、ふくらはぎは何故太くなるか、どうすればふくらはぎをスッキリさせられるのかについてご紹介します。
なぜふくらはぎだけが「太い」?
前述の通り、ふくらはぎは脂肪がつきやすい部位ではありません。
無論、身体全体が太っていればそれなりに太くなりますが、他の部位をダイエットすれば、ふくらはぎも自然に痩せていきます。
他の場所は痩せているのに、ふくらはぎだけは脂肪がなくならない、というようなことはまずありません。
まずあり得ないはずなのですが、ふくらはぎだけが太っているというような状況は少なからず起こります。
これは何故でしょうか。
ふくらはぎの役割
ご存じの通り、人間の血流は心臓によって身体全身を行き渡り、再び心臓に戻る仕組みになっています。
この時、心臓はポンプの役目を果たしています。
しかしながら、冬など寒い季節は手足の先から冷えてくることからも分かる通り、ポンプから遠い手足の先などの末端部位は血行が悪くなりがちです。
ただし物理的な刺激を頻繁に受ける手はそこまで深刻な状況にはなりません。
かたや足は、手ほどに多様には動きません。そのためふくらはぎが第2のポンプのような役割をしているのです。
ふくらはぎは筋肉の動きによって心臓から送られてきた血液を足先まで送り、また心臓に戻すためのサポート役を担っています。
ポンプ作用が衰えて起こるむくみ
現代女性は立ちっぱなしの仕事や、逆に椅子に座ったまま長時間働くデスクワークなど、足をリラックスさせたり、適度に運動が出来るような環境から程遠い生活を送っています。