マラソン大会に出場するとなると、初めは5000mくらいで満足していたものが、出るたびにもっと長い距離を走りたいと考えるようになります。
ただの趣味で終わらせるのではなく、一歩上を目指すランナーにおすすめしたいトレーニングが、「インターバルトレーニング」です。
インターバルトレーニングとはどのようなトレーニングなのか、その取り組み方を紹介します。
マラソンが大ブームに
近年、全国各地でマラソン大会が開催され、多くの参加者で賑わっています。
普通に走るだけではなく、スイーツを食べながらであったり、豪華な参加賞がついていたりと、嗜好を凝らした大会も話題になっています。
「皇居ラン」なんて言葉も、よく聞かれるようになりました。
マラソンに限らず、趣味で運動をすることは健康維持の観点からもいいことですね。
もちろんそれだけではなく、走ること自体が快感になってやめられなくなる方もたくさんいるようです。
老若男女がそれぞれのペースで、最低動ける身体さえあれば取り組むことができるマラソンは、コストパフォーマンスの高い趣味と言うことができるかもしれません。
熟練ランナーに必要なトレーニングとは?
さて、ある程度マラソンの熟練者になり、大会にもたくさん出るようになると、ハーフマラソン、あるいはフルマラソンに挑戦してみたいと考えるようになるかもしれません。
そんなとき、ランナーとしてどんなトレーニングに励めばよいのでしょうか。
「ひたすら走り込めばスタミナがつくんじゃない?」
と多くの方は言われるかもしれませんね。
もちろんこれも、決して間違いではありません。
学校の部活動のように、距離を決めて毎日のように走り込むことでも、もちろん必要なスタミナを付けることはできます。
ただし、それよりも効果が高いとされ、多くのアスリートが取り入れているのが、インターバルトレーニングです。
インターバルトレーニングとは
ペースにメリハリを付けて走る
インターバルトレーニングとは、高負荷の運動と低負荷の運動を繰り返すことで、心肺機能の強化を図るトレーニングのこと。
例えば、5000m走ろうと思ったときに、なるべく一定のペースで走ろうとするのが普通のトレーニングです。
インターバルトレーニングでは、1000mを速めのペースで走り、250mはジョギング程度で走るというような走り方になります。
マラソンに取り組んでいる方ならお分かりいただけると思いますが、スタミナを消耗しないためには、なるべく一定のペースで走りますよね?
インターバルトレーニングでは、意図的にペースを乱すことによって負荷を高めているのです。