TRXは元々アメリカの海軍によって生み出されました。船に乗っている間はマシンや器具がなかったので、体を鍛えるためにベルトを鉄柱などに引っかけてトレーニングを行っていたそうです。

通常の筋トレのように特定の部位を鍛えるのではなく、複数の筋肉をターゲットにし連動性や柔軟性を強化することができるので、ファンクショナルトレーニングに最適な器具です

ファンクショナルトレーニングは、ある目的に沿って必要な機能を高めるトレーニングですので、人によってトレーニングが異なります。

TRXは重力と自分の体重を利用して数百種類ものトレーニングを行うことができるので、TRXを使用すればどのようなニーズにも対応できます。

TRXのメリットには以下のようなものがあります。

  • 軽くて持ち運びに便利なため、いつでもどこでもトレーニングを行うことができる
  • 体の位置を変えるだけで、簡単に負荷を軽くしたり重くしたりできる
  • 全身を使ったトレーニングをすることができる
  • プロのスポーツ選手から高齢者まで幅広い用途に使用できる

TRXを使用したファンクショナルトレーニング

TRX Row

TRXを使用して広背筋を主に鍛えるトレーニングです。

上腕筋、三角筋も使用するため、上半身の連動性が向上します。

腕だけでなく背中の筋肉を使うことがポイントです

  1. TRXのロープを引っかける
  2. 真っ直ぐに立って両手で取っ手を握る
  3. 肘を曲げてTRXを引っ張り、体を後方に傾ける
  4. 肘を伸ばして、体をさらに後方に傾ける
  5. ゆっくりと元の位置に戻る
https://www.youtube.com/watch?v=EPbhIRgIrFA

アトミックプッシュアップ

TRXに足を引っかけて腕立て伏せを行うトレーニングです。

腹筋、大胸筋、大腿四頭筋を同時に鍛えることができ、膝を曲げる動作の機能の向上も図れます

  1. TRXを柱に引っかける
  2. うつ伏せになって腕立て伏せを行う姿勢になり、TRXの取っ手に両足を入れる
  3. 両腕を真っ直ぐに伸ばし、膝を曲げて足を体に引きつける
https://www.youtube.com/watch?v=JQ7GxttGHhw

【関連記事】TRXサスペンショントレーニングの効果とは⁉基礎的な動きと使用方法を解説!

TRXが利用できるフィットネスクラブ

タブレットを使い指導方針を検討するジムのトレーナー

TRXは様々なフィットネスクラブで取り入れられるようになってきています。

関東を中心に店舗を展開する「ティップネス」では、TRXを利用したファンクショナルトレーニングを行っています。

ファンクショナルトレーニングでは、トレーニングを始める前に自分の体の動きや癖を知ることが重要です

ティップネスでは筋肉量のバランスや基礎代謝量などの様々なチェックを行い、体の歪を矯正するアドバイスを受けることができます。

カーディオサーキット、オールワークアウト、フローストレッチなど、目的によってプログラムを選択することができます。

まとめ

以上、ファンクショナルトレーニングとTRXについて紹介してきました。

特定の部位を強化する従来の筋トレと比較すると、ファンクショナルトレーニングは徐々に体を変化させていくため、成果を感じられるまでに多少の時間がかかります

また、腹筋が割れた、腕っぷしが強くなったといったわかりやすい効果が出るわけではないので、すぐに効果が出なくてもあきらめずに続けていくことが大切です

  

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