広背筋とは?
広背筋という筋肉は、その名の通り背中に広がっている筋肉で、人間の身体の中でもかなり大きな筋肉になります。
背筋というのは実は具体的にどこか一部の筋肉を指した名称ではないのですが、一般的にイメージする背筋はこの広背筋と思って良いでしょう。
この広背筋の役割、外見的な部分でいうと、筋トレをして逆三角形ボディになるためには必ず鍛えるべき部分です。
また、ダイエットをする人にとっても鍛えるべき筋肉として良く知られています。
広背筋の重要な役割
トレーニングと広背筋のイメージはかなり強いのですが、ストレッチと言われるとピンとこない人も多いでしょう。
しかし広背筋のストレッチは日常生活で習慣化したいほど大切な部位なのです。
広背筋というと、認知度も高くないことから重要視されない部分もありますが、非常に重要な部位です。
中でも次の3つの役割は押さえておきましょう。
- 周囲の筋肉と協調しながら肩関節を軸に腕を動かす。
- 背筋を伸ばし姿勢を整える。
- 前に偏りがちな体を後ろの方に引っ張る。
このように、広背筋は人間の動作に関する重要な役割を担っています。
広背筋の筋力と柔軟性が衰えて起こりうるトラブル
頻繁に外で遊んだり、スポーツをして過ごす機会があれば、広背筋の状態に特に気を付ける必要はありません。
しかし年齢を経るにつれ、身体の動きを伴わずに同じ姿勢でいる時間が増えてくると、筋力が落ちるだけでなく筋肉の柔軟性が衰えてしまいます。
例えば家でゲームばかりしていたり、一日中デスクワークといったような方々は特に注意が必要です。
筋肉が硬くなることで広背筋自体を痛める可能性が高まるのは勿論、腕の可動も落ち、所謂反射能力も下がります。
腕の可動域が狭まる
腕の可動域が狭まると、必要な血流やリンパの流れが確実に落ちます。
そうなると肩こりが起こり、更に肩を動かす気力も下がります。体力減退と肩痛との負のスパイラルに陥ってしまう訳です。
猫背になる
広背筋の衰えによって姿勢の維持能力が下がるのも問題です。
姿勢の悪化は単なる見た目の悪さに留まりません。