筋力に自信のある方はやや遠めに、曲げ伸ばしを行う前足を置くと、大臀筋により効かせることができます。筋力に自信のない方や初心者の方などは、曲げ伸ばしを行う前足を自分の体に近い位置に置いて動作を行うようにしましょう。
【関連記事】片足スクワット(ブルガリアンスクワット)の正しいやり方で効果を最大化しよう
スクワットはお尻以外の筋肉にも効果あり?
股関節をしっかり動かすことで太ももの引き締め効果も得られる
スクワットは、ワイドスタンススクワットやブルガリアンスクワットなど、種目の違いに関係なく太ももの大腿四頭筋やハムストリングスも鍛えることができ、太もものスリムアップに効果的です。
ただし、太ももの筋肉を効率よく鍛えるには、スクワットを行うときに股関節から体をしっかり動かす意識を持たなければいけません。股関節を大きく使う意識を持つことができれば、自然に太ももの筋肉を伸ばしてストレッチするような感覚で動作を行うことができます。
スクワット動作中の上半身の姿勢保持は、腹筋と背筋も同時に鍛われる
スクワットを行う際に気を付けたいのが、上半身の姿勢保持です。背中や胸が曲がってしまうと股関節の動きも小さくなってしまい、大臀筋や大腿四頭筋が効率的に働いてくれません。
逆に背中や胸をしっかり伸ばし、腹筋や背筋に程よい緊張感が生まれると、下半身の筋肉だけでなく上半身の体幹も同時に鍛えることができます。
上半身の体幹を鍛えることができれば、お腹周りの脂肪を燃焼する効果を得ることができるので、スクワット1つだけで全身の引き締めを狙うことも可能です。
30日間スクワットチャレンジという短期決戦法
スクワットを行うことで早く美尻効果を得たいと考えるのであれば、30日間スクワットチャレンジ、というプログラムを試してみることをおすすめします。
これは、器具を使わず道具も持たず、自重のみを負荷として30日間ほぼ毎日(休養日は必要です)スクワットを行うという方法です。
まず初日は30~50回ほどの回数でスタートします。最終日には200回以上できる場合もありますが、無理をせず自分ができる回数を目指したほうがいいでしょう。
トレーニングのし過ぎは筋肉や関節に良くないので、3日行なって1日休むくらいのペースがおすすめです。もちろんスクワットの後はタンパク質などの栄養補給も忘れてはいけません。
30日間スクワットチャレンジは正しいフォームで続けることが大切です。股関節はしっかり大きく使われているか、膝は内側に沈んでいないか、背中や胸は曲がっていないかなどの注意ポイントを毎日確認しながら行いましょう。