ヨガ初心者の多くは、最初のヨガマット選びに失敗することが多いです。
「体が痛くなるから厚いタイプを」と買ったものの「持ち運べない」、「ポーズによっては、厚みが邪魔をする」と感じてしまうためです。
また、「とにかく安いものを」と選んだが「すぐにヘタって使えなくなった」、「薄すぎて痛い」と買い替える羽目になることも。
必要な道具が少なく、比較的費用の掛からないヨガですが、何度も何度もマットを買い替えるのは、ちょっともったいないですよね。
ここでは、初心者が注目すべきポイントとおすすめのヨガマットをランキング形式で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ヨガマットを使うメリット
ヨガマットは必要なものなのか?と考える人もいるかもしれないので、先にお答えします。
「ヨガマットはあった方がいい」です。足元が滑りやすい状態でポーズをとるのは危険ですし、なによりポーズが定まらず集中できません。
これではヨガの意味がありません。
また、ヨガは大量に汗をかきますので、フローリングを傷めることもあれば、洗う頻度の少ないじゅうたんに汗染みができてしまうこともあります。
それらを避けるために、ヨガマットはあった方がいいのです。
ヨガマットを選ぶときのポイント
ヨガマットを選ぶ際に気をつけたいのが、厚さと大きさ、素材です。細かくわけて見ていきましょう。
1~10mm!ヨガマットはどの厚さを選ぶべきなのか?
ヨガマットは、1~10mmと選択できる厚さが多く、購入者の頭を悩ませます……。
たとえば、天然ゴムならば薄手でも痛みを感じにくいですが、素材によっては薄いと体が痛くなるものもあります。
ヨガ中級者や上級者は、3mmタイプを2枚持ちして使い分ける人も多いです。
しかし、初心者は一般的な6mmを選び、数カ月使ってみて、他のマットとの違いを比較して「自分に合ったヨガマット」を見つけるのがおすすめ。
ポージングが安定してくると、マットの違いにも気が付きやすくなっていくからです。まずは、体を痛めずに楽に続けられるマットを選びましょう。
コンパクトとビッグサイズどっちがいいの?
ホットヨガやパワーヨガには、幅の広いマットがおすすめです。ポージングを短い時間でいくつも行うと、体の位置がずれていきやすいためです。
幅の狭いマットは、静かなポージングが多いヨガに向いています。自分のやりたいヨガはどのような動きをするのか考えて購入しましょう。
自分のやりたいヨガが分からない場合は、以下を参考にするといいですよ。
【関連記事】【ヨガ】DVDおすすめ人気ランキング20選を徹底比較!初心者から上級者までダイエット効果抜群のヨガDVD
素材はどんなものがいいの?
ヨガは、思っている以上に汗をかきます。麻で作られたマットは汗を吸収しやすいので、こまめに洗う必要があります。
天然ゴムは、ヨガ上級者に人気の素材です。重さはありますが、滑りにくくクッション性が高いです。
このように、それぞれにメリット・デメリットがあるので、見ていきましょう。
麻
ジュートと書かれていることも。上級者に好まれる素材です。激しく動いて汗が出ても、しっかり吸収してくれるので滑りにくいのが特徴です。
価格もヨガマットの中では高めなので、最初に購入するのは避けた方がよさそうです。
天然ゴム
こちらもヨガ上級者に人気の素材です。
ゴムなので拭き掃除しにくい点と重みがある点がデメリットに挙げられますが、クッション性が高く、滑りにくいので利用しやすいと感じる人が多いようです。
価格も上級者向けとあって、ヨガマットの素材のなかでは最高級です。
PVC
ポリ塩化ビニル。安価なヨガマットに使用されることが多く、水洗いができない、滑りやすい、独特なニオイが気になるといったデメリットがあります。
とりあえずヨガマットが欲しいという人におすすめ。
できれば有名ブランドのものを買うようにすると安心です。
NBR
ニトリルゴムのこと。ゴムなので独特の匂いがあります。耐久性が低く、半年も使っていれば劣化を感じることも。クッション性がいいので、体が痛くなりやすい人にピッタリ。
TPE
正式名称は、熱可塑性エストライマーです。ニオイは少なく、動いていても足や手が滑りにくいのが特徴。ヨガ初心者から上級者まで幅広く使われている素材です。
初心者の予算はこれくらいがベスト!
ヨガマットで一番手頃なのは、100円ショップにある400円のヨガマットです。
しかし、クッション性が少なく、滑りやすいという口コミも多いため、2000~4000円程度のヨガマットがおすすめ。
高いマットだと数万円するものもありますが、素材が合わない、しっくりこないと感じる人もいるかもしれません。まずは、2000~4000円程度から始めてみましょう。
正しいヨガマットの保管方法
ヨガをしていると必ず汗をかきます。その分、マットは汚れていきますので、適切な手入れを行わなければ劣化してしまいます。
快適に使い続けるために、正しい保管方法や洗い方を知っておきましょう。
ヨガマットはどうやって保管するの?
使用後に洗い、乾燥させてから丸めて保管します。まとめるのは、付属のゴムバンドなどでかまいません。
クローゼットや部屋の壁に立てかけておくという人が多いようです。
ヨガ教室へ行くなどで、持ち運び用に車に積んでおく人もいますが、車内は高温になるため、素材によってはニオイがキツくなったり劣化してしまったりするので、おすすめできません。
【疑問】ヨガマットって洗えるの?消臭方法は?
ヨガマットを使い続けていると、汗のニオイが染み付いて臭いと感じるようになることも。水洗いできる素材もあるので、気になる人は水洗いできるマットを選びましょう。
水洗いできないマットは、クエン酸水などで拭き取るとキレイになります。
ニオイが気になる人は試してみてください。また、ニオイが染み付かないためにも、毎回拭いたり洗ったりするひと手間をかけた方がいいでしょう。