ロードバイクに乗り始めると、乗り心地やスピードアップを求めてパーツ交換に手を出す人が多いです。中でも劇的な変化を求める場合はホイールを交換すると良いでしょう。ホイールの種類や特徴と選び方、さらにおすすめのホイールランキング・ベスト12をご紹介します。
ホイールによって乗り心地もスピードも変わる!
ロードバイクは車体の軽さによってスピードが大きく異なります。フレームを交換するのは非常にコストが掛かってしまいますが、ホイール交換はフレームよりも購入しやすく、交換することで乗り心地・乗りやすさやスピードが変わります。
得意とする場所によって異なるホイールを使い分ける
ロングドライブを好む人、直線でのスプリントが得意な人、ヒルクライムが好きな人、全般的にワンランクアップさせたい人など、それぞれの分野で合うホイールは異なります。
スプリント向けのホイールはヒルクライムには向いていないなどそれぞれ特性がありますので、自分の得意分野に合わせて使い分けましょう。
ホイールの材質はアルミ?カーボン?ハイブリッド?
ホイールにはアルミやカーボンといった素材のほか、ハイブリッド仕様のホイールもあります。それぞれ重量や剛性などに特徴があり、価格も大きく異なります。
アルミホイール
ホイールの中で最もよく使われているのがアルミ素材です。カーボンに比べて価格が安く抑えられますが、カーボンに比べると重いというデメリットもあります。使い勝手がよく、さまざまな場面で使える物が多いです。
カーボンホイール
カーボンはアルミに比べて非常に軽く、見た目もカッコいいと評判です。ただし価格が高いことが一番のネックになります。ブレーキシューも専用の物が必要になるため、出費が大きくなってしまうのが悩みのタネです。
ハイブリッドホイール
アルミもカーボンも使ったハイブリッドなホイールというのもあります。ブレーキ接触面はアルミを使用し、他はカーボンを使用しているため、両方の良い面を取ったホイールです。
ホイールの形状やサイズなどもチェックしておこう
ホイールはサイズやリムの高さ、スポークの本数などでも違いがあります。それぞれしっかりチェックしておきましょう。
サイズ
ロードバイクのタイヤサイズはほとんどのものが「700C」という規格のものを使用しています。そのためホイールも700Cのものを選べばよいのですが、まれに小さめの650Cの製品もあります。間違って購入しないように気をつけましょう。
リムの高さ
スプリント向けのリムとヒルクライム向けのリムでは高さが異なります。一般的にはリムの高さ(プロファイルハイト)は高いほど空力に優れているのでスプリントに向いており、低いほど軽量なのでヒルクライム向けになります。
カーボンよりもアルミの方が重いため、リムを高くするとその分重量が増してしまいます。アルミの場合はリムは低めのものがほとんどで、リムが高いものはカーボンが多いです。
ディープリムと呼ばれるリムの高いものは非常に空力性能に優れているため、高速走行時には安定してスピードを出すことが出来ますが、通常のリムに比べて横風の影響を受けやすいという特徴があります。
スポークの本数
スポークの本数は見た目だけでなく強度にも関係してくるので重要なポイントです。
アルミ製のホイールの場合、スポークの本数は少ないもので16〜20本程度、多いものでは25本以上のものもあります。カーボンは特性上アルミほど細いスポークに出来ない(耐久性が低くなる)ので、1本1本は太くなりますが少ない本数になります。
またスポークを全てカバーするようなディスクホイールというのもありますが、ハイリムのものよりも横風の影響を受けやすい代わりにスプリント性は非常に高いです。
ディスクブレーキ対応かどうか
まだ種類は多くありませんがディスクブレーキに対応しているホイールも発売されています。徐々に数も増えてきてるので選択の幅も以前に比べて広くなってきました。