アミノ酸のサプリは様々なものがありますが、アミノ酸の正体や効果などを正確に知っていると、よりよいサプリを選ぶことが出来ます。特にスポーツをする人に人気のサプリ「BCAA」もアミノ酸サプリの一つです。
アミノ酸の効果別の選び方や、おすすめアミノ酸サプリランキングをご紹介します。
「アミノ酸」の正体とは
アミノ酸とは、タンパク質を構成する最小単位の要素のことをいいます。自然界には500種類以上ものアミノ酸があるといわれており、その中でも20種類のアミノ酸が人体を作るのに関わっています。
必須アミノ酸と非必須アミノ酸
アミノ酸には「必須アミノ酸」「非必須アミノ酸」に分けられます。必須アミノ酸は9種類の物質があり、体内で合成されないため食品やサプリメントで補う必要があります。
11種類の非必須アミノ酸は体内で合成することが出来ますが、不足しやすいものがあるため、やはりサプリメントで補っておくと良いでしょう。
必須アミノ酸はサプリメントで摂取しよう！
非必須アミノ酸は食品からでも摂取することが出来ますが、最近の日本人の食生活の変化や栄養の偏りによって不足してしまうことがあります。必須アミノ酸の9種類のうち1種類でも欠けてしまうとタンパク質を合成することができません。
非必須アミノ酸もサプリメントで補うと効果がアップ！
非必須アミノ酸の中には、十分な量合成できないものもあります。特に子供の頃は「アルギニン」を合成する量が不足しがちです。アルギニンは成長ホルモンを作り出す働きがあるため、不足すると発育不良を引き起こす場合があります。
また、食生活に偏りがあるという場合には十分な量の非必須アミノ酸が合成できない場合があるため、サプリメントで補うと良いでしょう。
アミノ酸サプリを飲むとこんな働きがある
アミノ酸サプリを飲んで得られる効果と、飲むときの注意点を確認しましょう。
アミノ酸を摂取して得られる効果
アミノ酸サプリを飲むことで、不足しているアミノ酸を補うだけでなく以下のような効果があります。また、それぞれの効果に合わせたアミノ酸サプリを飲むとさらに効果的です。
- 体力アップ
- 回復力アップ
- リラックス
- 美肌
- 脳の認知機能活性化
- 免疫力アップ
- 成長ホルモン活性化
過剰摂取に注意
アミノ酸サプリを飲む場合、飲み過ぎに注意しましょう。アミノ酸は飲めば飲むほど効果があるというわけではありません。過剰摂取によってタンパク質を分解する腎臓や肝臓に負担がかかったり、腸内環境が乱れたりという影響が出ます。
サプリメントはあくまでサポートとして考え、決められた量を超えて飲むことは避けましょう。
スポーツをする人の選び方の基本は「BCAA」
スポーツをしている人にとって必須のアミノ酸といえば「BCAA」です。BCAAの正体と役割を見ていきましょう。
BCAAの正体は
BCAAとは「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」という3種類の必須アミノ酸の総称で「分岐鎖アミノ酸（Branched- Chain Amino Acis）」の頭文字をとった呼び方です。
バリンは成長を促進する効果、ロイシンは筋力強化と肝機能の向上と保護、イソロイシンは神経機能の向上・肝機能の向上・エネルギーを貯蔵する働きがあります。
なぜスポーツに向いているのか
BCAAはロイシンによる筋力強化、バリンによる成長促進の効果に加え、ロイシン・イソロイシンは肝機能を向上させる効果があります。肝臓はエネルギーを作り貯蔵する働きがあります。
肝臓で作られたエネルギーがスポーツ時に必要となるため、パフォーマンスをアップさせることが出来ます。エネルギー不足ではバテてしまってパフォーマンスが落ちてしまいます。
疲れにくくなる
BCAAを摂取すると「セロトニン」という物質が脳内で分泌されます。このセロトニンはハッピーホルモンとも呼ばれ、疲労感を軽減する効果があります。そのため、脳が疲れを感じにくくなります。
アミノ酸サプリメント・効果別の選び方をチェック
BCAA以外のアミノ酸の働きと、効果別のサプリメントの選び方をチェックしましょう。
筋肉をしっかりつけたいという人にはHMB
HMBはBCAAの一つであるロイシンの代謝物の一つで、「3-ヒドロキシイソ吉草酸（beta-hydroxy-beta-methylbutyrate）」といいます。HMBはタンパク質の分解を抑制する働きがあるため、効率よく筋肉をつけることが出来ます。