老若男女問わず絶大な人気があるヨガですが、ストレス社会と呼ばれる今、癒しを得る為にヨガを実践している人も多いのではないでしょうか。
本来のヨガは音楽をかけずに行なうものです。その為、現在も音楽をかけずに自分と静かに向き合うヨギーやヨギーニも多くいます。
一方音楽を聴きながらのヨガは癒し効果が高く、音楽の持つ力でヨガの効果を向上させてくれるといわれています。
今回は音楽の力にフォーカスを当てて、ヨガの効果を高める音を集めました。ヨギーやヨギーニ達に人気の「ヨガ音楽」を詳しく解説します。
効果を高めるヨガ音楽の選び方
ヨガには多くの効果が期待出来ます。美容や健康、そして心にも大きく働きかけてくれるのです。主な効果には下記のようなものがあります。
- 心と体のバランスをとる
- 姿勢が良くなる
- 感情をコントロールしやすくなる
- 執着や不安を取り除く
- 自律神経を整える
- ダイエット
- 拒食症の改善
- ストレス解消
- 内臓機能の向上
- 骨格の矯正 など
このように挙げていったらキリがないほどの効果が期待できます。これらのヨガの効果を更に向上させる音楽とはどのようなものでしょうか。
自然の音を聞いて大地との繋がりを感じる
ヒーリング音楽と呼ばれている自然の音には波の音や森のざわめき、そして鳥の鳴き声などがあります。
自然の音は人間の脳を刺激しα波を出す効果があります。α波は人がリラックスしている状態の時に出るもので、ストレスを抑制する効果があるといわれています。
また自然の音を聞くことで大地を感じやすくなり、大地との繋がり(安定感や安心感)を得ることが出来るので瞑想時に一押しの音楽です。
マントラ音楽はヨギー・ヨギーニのマスト音楽
マントラはヨガに多く用いられる古いインドの言葉(サンスクリット語)で、本来神への祈りや賛美の意味合いを持っています。マントラ音楽はそのマントラを音楽にのせて歌い上げたものです。
マントラ音楽をヨガに使用する場合は、サンスクリットの言葉の意味を追うのではなく言葉の持つ独特のリズムを感じるようにします。
穏やかなリラックス感に包まれていくので、ヨギーやヨギーニ達の多くが愛用している音楽です。
インストラクターがスポーツクラブなどで使用する場合は、宗教色が強く出るとNGを出されることもあるので、スポーツクラブ使用のマントラ音楽を選ぶときは軽めのものがいいでしょう。
クラシックを取り入れた音楽も癒し効果◎
ヨガフェスなどでもクラシック音楽を取り入れたヨガが話題になっています。
立位のアーサナを行う時は、気持ちを向上させる旋律のクラシック音楽を取り入れ、瞑想時には穏やかで優しい旋律の音を取り入れます。
クラシック音楽も自然界の音と同様にリラックス効果のあるα波を促すともいわれています。
民族音楽をミックスさせたニュースタイルもおすすめ
様々なジャンルの音楽をミックスさせた新しいスタイルはニューエイジミュージックとも呼ばれ人気を集めています。
その中でも、懐かしさや暖かさを感じる民族音楽を取り入れたヨガ音楽は、素直な気持ちになれる音として注目されています。
ヨガの本場であるインド音楽のシタール
民族音楽の中でも、ヨガ発祥の地であるインドの音楽はヨギーやヨギーニ達から高い支持を得ています。
インドと聞くと大きな声で歌う騒々しい派手な音楽をイメージする人も多いですが、インドの伝統楽器シタールの音色は美しくヨガ音楽にベストマッチするでしょう。
特に瞑想時におすすめで、シタールの音色は凝り固まった執着の心を流していくのでスッキリとした気持ちを迎えさせてくれます。
民族音楽はヨガインストラクターにも人気
民族音楽には美しいメロディが多く曲の持つ素朴さが魅力ですが、そんな民族音楽を他の音楽とミックスさせることで、独特の旋律を生み出します。
ヨガインストラクターにも人気がある音楽で「集中力が高まる」「暖かな気持ちになれる」「心が穏やかになる」と高い評価を受けています。
音楽は集中力もあげる
音楽の持つ力にフォーカスを当ててみると、その一つに集中力を高めるという働きもあります。
脳が音を処理する事で自分に集中出来る
スタンフォード大学の研究で、音が人間の集中力を上げると発表されています。
研究結果はメロディの変化を脳が捉え処理していくことで、集中力が増していくというものです。
ヨガはマットの上の自分に集中することでより効果が上がるので、なかなか集中力が続かないという人はヨガ音楽を活用していきましょう。
ヨガ空間を生み出すために音楽を利用する
外の騒音や話し声などが多く、ヨガに集中する静かな環境を作るのが難しい場合はヨガ音楽をかけて空間を作り出すという方法もあります。
ヨガにはパワー系やリラックス系など様々なジャンルがありますが、ヨガのジャンルに合わせた音楽を選ぶようにしましょう。