ボルダリングのときにヘルメットをかぶっている人はそれほど多くないようですが、実はヘルメットをかぶった方がよい場所や状況があります。
いざというときのために持っておいた方がよいボルダリングヘルメットのメリット・デメリット、選び方などをご紹介します。また、おすすめのボルダリング用ヘルメットをランキングにしてご紹介しますので、ヘルメット選びにぜひ役立ててください。
ボルダリングにヘルメットは必要?メリット・デメリットを知ろう
ボルダリングにヘルメットは必要なのでしょうか?必要だと考える人もいれば、必要ではないという人もいます。ボルダリング用ヘルメットのメリット・デメリットを知れば、その必要性を知ることができます。
ボルダリング用ヘルメットの働きは
ボルダリング用ヘルメットは主に屋外でのボルダリングのときに落石から頭を守るという働きがあります。そのため、落石のないボルダリングジムではかぶらないという人が多いです。
また、落下したときや着地時に転倒したときに頭を打つことがありますので、頭部を保護することができるという働きもあります。屋外で使う場合、とがった岩で頭を切るのを防ぐという働きもあります。
ボルダリング用ヘルメットのメリット
ボルダリング用ヘルメットは頭部を守る働きがありますが、それ以外にも心理的な部分で大きなメリットがあります。ヘルメットをかぶることで安心感が生まれ、思い切ったクライミングをすることができるということがあり得るためです。
ボルダリング用ヘルメットのデメリット
ボルダリング用ヘルメットのデメリットはかぶらないときに比べて若干重さを感じるという点です。またかぶると暑いというのもデメリットです。中には「他の人がかぶっていないから自分だけかぶると恥ずかしい」と感じる人もいるようです。
ただし、安全面を考えるとかぶった方がよいでしょう。もちろんかぶらなくてもよいレベルの人もいますし、場所によっては必要度が低いというところもあります。
ボルダリング用ヘルメットはこんな場所でかぶろう
ボルダリング用ヘルメットをかぶった方がよい場所や場面をチェックしてみましょう。
屋外のボルダリングで使う
屋外でボルダリングを行う場合、落石が起こる可能性があります。大きな岩が落ちてくることはないとしても、小型の石が落ちてくるだけでも怪我につながります。
また、降りた場所で足元に凹凸がある場合には点灯して頭を打つ可能性もありますので、屋外でのボルダリングではヘルメットをかぶっておいた方がよいでしょう。
ボルダリングジムで使う人は少ない
ボルダリングジムは落石の心配がなく、足元にもマットが敷かれています。そのため、ボルダリングジムでヘルメットを使うという人はそれほど多くありません。
ただしかなり高いウォールにトライするときには、着地時にバランスを崩して頭を打つことがありえますので、ヘルメットを使って頭の保護をしましょう。
子どもの安全のためにジムで使うこともある
子どもがボルダリングを行う際には安全性を考えてジムでもヘルメットをかぶるようにしましょう。大人に比べて子どもは腕力も持久力も弱いため、思わぬ落下の可能性があります。
ヘルメットをかぶることで大きな事故から身を守れるため、保護者がヘルメットをかぶらせるようにしましょう。
ボルダリング用ヘルメットの選び方
ボルダリング用ヘルメットを選ぶときには、強度・耐久性・衝撃吸収性や安全規格、重量、通気性などをチェックしましょう。もちろん気に入ったメーカーや予算に合わせた商品を選ぶことも大切です。
強度・耐久性・衝撃吸収性
最も大切なのは強度や衝撃吸収性、耐久性です。有名なメーカーの商品であれば十分な強度を持っていますし、内側に衝撃吸収材が備え付けられているため、問題なく使用できます。
安全規格をチェックする
強度や衝撃吸収性を確認するには、安全規格をクリアしているかどうかを見ておきましょう。主な安全規格にはEN規格(ヨーロッパ企画)とUIAA規格(国際山岳連盟規格)の2種類があります。
UIAA規格の方がやや基準が厳しくなっており、有名メーカーのヘルメットはたいていこの2つの規格をクリアしています。EN規格をクリアしているものは「CE」「EN12492」と書かれており、UIAA規格をクリアしているものは「UIAA106」と書かれています。