腹筋のトレーニングはやり方もよく知られており、器具を使う必要もないため、非常に多くの人が行っています。ですが腹筋のストレッチを行っている人はそれほど多くないかもしれません。
腹筋のストレッチには筋肉をほぐすこと以外にもダイエットや筋トレ効果アップ、腰痛予防など多くの効果があります。どんな態勢でも行うことができる腹筋ストレッチのやり方をご紹介します。
腹筋ストレッチの重要性と手軽さ
腹筋ストレッチは手軽に行えるにもかかわらず非常に重要なストレッチです。腹筋ストレッチの手軽さと重要性を知れば、きっと毎日行いたくなるでしょう。
腹筋はどんなときにも使っている重要な筋肉
腹筋は体の中心を支える部分にあり、体をひねる、まわす、倒す、反るといった動作を始め、力を入れて何かを持ち上げる、押す、引くといった動作でも働きます。
スポーツだけでなく日常的な動作においても重要な役割を果たしますので、しっかりストレッチしておくことが大切です。
どんな態勢でも行える
腹筋のストレッチはさまざまな体勢で行うことができます。寝ながら、座って、立ったままと好きな体勢でストレッチができますので、どんなタイミングでも気軽に行えます。
所要時間もほとんどかかりませんので、「いつでもどこでもできる」というのが魅力です。
腹筋ストレッチの効果・メリット
腹筋ストレッチにはさまざまな効果やメリットがあります。どのような効果があるのかみていきましょう。
筋肉痛を和らげる
腹筋のトレーニングを行ったあとの筋肉痛を和らげるというのが最も一般的な効果だといえます。筋トレ後の筋肉をゆっくりと伸ばしてほぐすことで、筋肉のハリを抑えることができます。クールダウン時に必ずストレッチを行いましょう。
トレーニングと組み合わせて効果アップ
筋トレを行う前には必ずストレッチを行いましょう。筋トレであっても入念なストレッチが大切です。ストレッチでゆっくりと伸ばすことで筋肉が柔らかくなります。柔らかくなった筋肉は動きやすくなるため、筋トレの効果が高まります。
腰痛の予防・改善
腰痛の原因の一つに、腹筋と背筋のバランスの悪さが挙げられます。特に腹筋のトレーニングを行う人は背筋に比べてお腹の筋肉量が多く固くなってしまうため前かがみな体勢になりやすいのが特徴です。
ストレッチをすることで腹筋を柔らかくほぐすことができるので姿勢が良くなり、腰痛が改善されたり予防できたりします。
また、普段から姿勢が悪い人や長時間のデスクワークをする人はお腹の筋肉が縮こまって血流が悪くなっている事が多いので、腹筋ストレッチをすると良いでしょう。
ダイエット効果アップ
ウェスト周りのダイエットをしたい人は多いですが、ストレッチをすることで筋肉を柔らかくして可動域を広げることで運動効果が高まります。
お腹のインナーマッスルはベルトのようにお腹を引き締める働きがありますので、ストレッチでトレーニング効果を増しておくことでシェイプアップにつなげることができます。
姿勢がよくなる
姿勢が悪い状態は腹筋が収縮している状態です。そのため腹筋をしっかり伸ばすことで姿勢の改善に繋がります。
代謝アップ
姿勢が改善されると血行が促進されます。また、姿勢が良くなることで内臓の位置が修正されるため、内臓の働きが正常化されて基礎代謝がアップします。代謝がアップすると痩せやすい体になりますので、ダイエットの効果が出やすくなります。
また、便秘などで悩んでいる人にとっても姿勢が良くなることで症状が改善されることがあります。
腹直筋のストレッチ方法
いわゆる「腹筋」といわれているのはお腹の正面部分の筋肉である「腹直筋」です。この筋肉はストレッチしやすいので、空いている時間にぜひやってみましょう。