若返りの体操ともいわれている「チベット体操」は、ヨガと似て異なるものです。
ヨガ同様にチャクラを活性化させていくのですが、儀式と呼ばれるポーズは5つしかありません。
簡単だといわれていますが、まずは注意点を確認し正しいやり方を覚えることが効果を感じる第一歩ではないでしょうか。
またチャクラや好転反応、そしてあまり知られていない第6の儀式とは一体どんなものなのかを見ていきましょう。
効果を高める為のコツや呼吸方法もしっかり伝授していきます。
ヨガと似て異なるチベット体操
双方インドを起源とし共通する部分もありますが、ヨガとチベット体操は似て異なるものです。
ヨガは数多くのポーズ(アーサナ)がありますが、チベット体操ではメインは5つのポーズになります。
チベットという名が示すように、ヒマラヤで修業をする僧達が瞑想への導入の為に行っていたという歴史があるのです。
それゆえにチベット体操を知ることは、心の安定や人間の体のエネルギーに着目していくことになるでしょう。
国内では「若返りの体操」として広く知られていますが、独特の動きで細胞を活性化させるともいわれているようです。
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初めに知っておくべきチャクラとプラーナとは
チベット体操を行う前に、知っておくべきことがあります。
それはチャクラやプラーナについてです。
チャクラとプラーナ
ヨガをやっている人ならば、聞き覚えのある言葉ではないでしょうか。
チャクラとは体にある7つのエネルギーセンターのことで、それぞれを活性化させることで体の不調を解いていくという考え方です。
ヨガでは下部にある第一チャクラから順に解放し、頭頂部の第七チャクラを解放することで三昧の境地に達すると信じられています。
チャクラは渦を巻くように下から上へと昇っていきます。
チベット体操では、それぞれのチャクラの詰りを取りのぞくことで体が持っている本来のエネルギーを回復させるのです。
プラーナとは気息のことで、古代インドでは生命そのものと捉えられています。
チャクラとプラーナ、この二つをしっかりおさえてチベット体操に臨みたいものです。
第一のチャクラ
尾てい骨や脊椎の最下部にあるチャクラです。
生殖機能や生きる力を地球から吸収する場所と考えられており、いわばエネルギーの入り口にあたる場所といえます。
第二のチャクラ
へその下、指3本分にあたる場所に存在しているのが第二のチャクラです。
武道などをやっている人は、丹田に力を入れることを指示されるかと思います。
第二のチャクラはまさに丹田の場所にあり、地球から受け取ったエネルギーを自分の中に取りこむ場所といわれています。
泌尿器系や腸などの不調に影響を与えるともいわれる場所です。
第三のチャクラ
いわゆるみぞおちの部分にあるのが第三のチャクラです。
胃や肝臓などを活性化する場所であり、自分の行動力を支えるエネルギーといわれています。
第四のチャクラ
アナハタチャクラとして有名な心の力を生み出す場所です。
胸の位置で愛を動かすエネルギーを持ち、チャクラの中で最強のエネルギーを生み出すと考えられています。
第四のチャクラを活性化させることで人間関係が良くなっていくのではないでしょうか。
第五のチャクラ
喉にあるチャクラで、鎖骨間に位置しています。
呼吸器系などの活性化につながるといわれており、ポーズによってこのチャクラの流れを一度止め、一気に流す方法もあるようです。
第五のチャクラを活性化すると、自身の意見を発信する力を持つので積極的な生き方が出来るでしょう。
第六のチャクラ
眉間に位置するチャクラは直観力に影響を与え、目や耳などにも関係する場所となります。
思考をポジティブなものにしていくエネルギーを持ち、道を切り開く力を与えてくれます。
第七のチャクラ
頭頂部にあるエネルギーセンターです。
スピリチュアルな力を持つ場所とされ、人間が生きるバランスを整えるチャクラといわれています。
また、チベット体操に置いては人の体の中枢神経に影響を与えると考えられているようです。
中枢神経は脳と脊髄を指し、人の存在そのものに影響を与えるともいえるのではないでしょうか。
チベット体操の正しいやり方
上記で説明したチャクラは目に見えないものですが、チベット体操をする際は該当箇所に意識を向けて行いましょう。
それでは、早速チベット体操の正しいやり方を確認していきます。
第一の儀式
上記はチベット体操の総ての儀式を解説した動画となっていますので、ご参考ください。
それでは一つ一つ少し詳しく解説していきましょう。
まずは第一の儀式ですが、初めにエネルギーを取り入れていくことでこれからの体操の準備を整えます。
- 手のひらを下に向け、両手を左右に伸ばす
- その場で右回りに3回まわる
この時、目線は一定の高さを保ち呼吸はゆっくり繰り返します。
第二の儀式
第二の儀式は第二のチャクラ(丹田)を刺激することで、エネルギーを自分の体に取り入れていきます。
- 仰向けに寝る
- 吸いながら頭と足を持ち上げていく
- 吐きながら頭と足を下げていく
- 3回繰り返す
息を吸って頭と足を持ち上げる際に、お腹が膨らまないように丹田に力を入れましょう。