ココナッツオイルダイエットはおいしく食べてやせられると評判のダイエット方法です。
簡単に行えるダイエット法ですが、ココナッツオイルは油なので、適量や使い方などの注意点を知っておきましょう。
ココナッツオイルダイエットに取り組むべき期間やおすすめレシピのほか、成功例も紹介します。
ココナッツオイルの特徴とダイエット効果
ココナッツオイルはダイエット効果だけではなく、さまざまな特徴があります。
ダイエット効果を抜きにしても使いたくなるようなココナッツオイルの特徴を紹介します。
トランス脂肪酸を含まない
ココナッツオイルにはトランス脂肪酸が含まれていないことが特徴です。
トランス脂肪酸はマーガリンなどに含まれ、悪玉コレステロールを増やし善玉コレステロールを減らす働きがあります。
そのため、心血管疾患の原因となる動脈硬化やメタボリックシンドロームの原因になる危険性が高いです。
ファーストフードや揚げ物にも含まれており、WHOからもトランス脂肪酸の摂取を避けることが勧告されています。
体に溜まりにくい中鎖脂肪酸がたっぷり
ココナッツオイルにはトランス脂肪酸の代わりに中鎖脂肪酸がたっぷり含まれています。
中鎖脂肪酸は素早く消化・吸収されてエネルギーとして代謝されやすいため体に溜まりにくいのが特徴です。
「油なのに摂取しても体にたまらない」ということがダイエットに良いといわれる理由の一つです。
なお、中鎖脂肪酸には糖尿病を抑制する効果や運動による疲労を和らげて運動能力を高める働きがあります。
満腹感を得られる
ココナッツオイルは善玉コレステロールを増やし、長く続く満腹感が得られるという特徴があります。
満腹感が長く続けば間食をしたい気持ちも減るため、ダイエットのサポートになります。
脂肪燃焼によるダイエット効果
ココナッツオイルは脂肪を燃焼させやすいことも特徴の一つで、特に内臓脂肪を燃焼させる働きがあります。
ココナッツオイルを摂取すると体内で脂肪を分解する働きを持つ「ケトン体」が作られます。
通常は糖質がエネルギー源となりますが、ケトン体が増えると脂肪を分解してエネルギーとして使う働きが強まります。
アンチエイジング効果
ココナッツオイルには強い抗酸化作用を持つビタミンEが含まれています。
抗酸化作用によって老化の原因となる体内の活性酸素を除去することができ、アンチエイジング効果を得られます。
酸化しにくいのでどんな料理にも使える
ココナッツオイルは酸化しにくいという特徴があります。
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は酸化しにくい性質を持ち、常温でも2ヶ月間は酸化しません。
また、高温での調理にも向いているため、さまざまな料理に使えることもメリットです。
便秘の解消
ココナッツオイルには「ラウリン酸」が含まれています。
ラウリン酸は町の蠕動運動を促し、腸内環境を整える働きがあるため、便秘に悩む人にも効果的です。
免疫力アップ
ココナッツオイルは免疫力アップにも効果的です。
ラウリン酸は腸内環境を整える働きがありますが、体内の免疫細胞の8割は腸に存在するため、免疫力も高まります。
さらにラウリン酸は体内で「モノラウリン」という抗菌作用や抗ウイルス作用のある物質に変わる特徴があります。
スキンケアにも使える
ココナッツオイルは肌に浸透しやすくベタつきにくいため、スキンケアにも使えます。
加齢によって水分や油分の少なくなった肌にも潤いを与えて閉じ込めます。
ココナッツオイルダイエットのやり方と期間をチェック
ココナッツオイルダイエットの効果的なやり方と期間をチェックしましょう。
ココナッツオイルダイエットに使うココナッツオイルの選び方
ココナッツオイルには主に「RBD」「バージン」「エキストラバージン」の3種類があります。
ココナッツオイルダイエットには「バージン」か「エキストラバージン」のどちらかを使いましょう。
RBDとは「精製」「漂白」「除去」の頭文字で、化学処理をして精製・漂白しているものです。
ココナッツ特有の匂いが苦手な人には良いですが、ダイエット効果は実証されていません。
匂いが気になるが化学処理されたものは心配だという人は、オーガニックのものを選びましょう。
オーガニックなら化学処理をせずに精製されているので安心して使えます。
また、「無農薬」「無添加」のものを選ぶのがおすすめです。
ココナッツオイルダイエットのやり方
ココナッツオイルダイエットのやり方はとても簡単です。
食事に使うサラダ油などの代わりにココナッツオイルを使うだけで大丈夫です。
ココナッツの匂いが気になる場合はカレーなど香りの強い料理や調味料を使うと良いでしょう。
お菓子や牛乳を使う料理に合わせるのもおすすめです。
コーヒーなど飲み物に混ぜるのもよい
ココナッツオイルをコーヒーに混ぜて飲むという人も多いです。
ココアやミルクティー、チャイなど牛乳の入っている飲み物は相性がよいです。
ポタージュやシチュー、クラムチャウダーなどに使うと匂いも気になりません。
ココナッツオイルをそのまま飲もうとする人もいるようですが、必ず食べ物や飲み物に混ぜて摂取しましょう。
バターの代わりに使う
バターの代わりにパンに塗って食べるという人もいます。
ほんのり甘みがあるので食べやすいと評価が高いです。
ココナッツオイルダイエットの期間は?
ココナッツオイルダイエットは少なくとも1ヶ月は続けてみましょう。