プロ野球選手というと、サッカーなど他の競技アスリートと比較するとそこまで筋肉質の人がいないというのが一昔前のイメージでした。
しかし、イチロー選手のブレイクから20年以上が過ぎた今、彼のようなスリムでしっかり鍛え上げた筋肉質のボディを持つ選手が増えてきました。
そこで今回は野球選手のような身体を手に入れる筋トレ方法についてご紹介します。
野球選手も筋トレがスタンダードの時代に
試合後は夜の街にくり出して酒やタバコも平気でやる、というのがプロ野球選手の典型的な姿でしたが、メジャーリーグで活躍する選手が増えるにつれて、野球選手も他のアスリート同様に試合やトレーニングの後は入念なボディケアを行い、体に良いものを食べ、十分に身体を休める、というライフスタイルが一般的になってきたようです。
いわゆる野球の練習というのはチームでの練習を中心に行うため、各選手の自主練の中に筋力トレーニングを盛り込んでいるようです。
チームのトレーナーからの指示で筋トレを行う場合もある一方で、個人でトレーナーと契約している選手も目立ちます。
ポジションによって鍛える筋肉は違う
野球はポジションの分業制が進んでおり、鍛え方も鍛える筋肉の部位なども、そのポジションにより一定ではありません。
「自分がどういう選手になるか」という点は個人に任されている部分が多く、チームはその人の持っている能力を把握して起用を決めるケースが殆どのようです。
この問題があるため、野球選手のような肉体を得るためにどの部分を鍛えるか、また、どういった筋トレをすべきかは一概には言えません。
今回は出来るだけ汎用性の高いトレーニングを整理してご紹介していきます。
下半身を鍛えるための基本はスクワット
まず野球選手として強い下半身は必須です。
投手でも野手でも、或いは攻撃的だろうが守備的だろうが、強い下半身から安定したフォームとプレイは生まれます。
様々な投球と打球に対応出来るように準備しながら、如何に自分のフォームを探し出し維持するかが肝ですので、スタミナとパワーの両面でも下半身が安定していることは野球選手にとって最もベーシックな部分と言えるでしょう。
下半身をしっかり鍛えるためのおすすめ種目と言えば、スクワットを外すことは出来ません。
太もも、お尻、お腹、そして背中にあるインナーマッスルを鍛えられるスクワットは、下半身強化に誂え向きの種目です。
スクワットは姿勢の維持にも効果があるため、長期に渡って実施したい種目でもあります。
ウエイトなしで行っても効果はあるものの、やはり筋力の成長に伴いウエイトを使って負荷を上げていくのが効率的です。
スクワットで鍛えられる大臀筋、大腿四頭筋、ハムストリングスは大きな筋肉であるため、その分消費カロリーも上がり、太りにくい身体を獲得出来るでしょう。
動画で確認!スクワットのやり方
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