トレーニング器具の世界では、次々に新しいものが開発されています。
評判になるものもたくさんありますが、一過性の流行に終わってすぐに忘れられてしまうものも多いのが現実です。
そんな中、TRX社の製品を使った「TRXサスペンショントレーニング」は、一般の方からアスリート、リハビリ目的まで、幅広い層に支持されている人気のトレーニングです。
いったいどんな器具を使うのか、そしてその効果や主なトレーニングについて紹介します。
TRXサスペンショントレーニングの基本情報
サスペンショントレーナーを利用
TRXサスペンショントレーニングでは、TRX社の創設者であり元米海軍特殊部隊の司令官でもあるランディ・へトリックによって開発された、「サスペンショントレーナー」を使用します。
サスペンショントレーナーは、ベルト状のロープになっており、一方を壁や天井などにフックで固定、もう一方を手や足で持ったり引っ掛けたりして使います。
サスペンショントレーナーを使って行なうトレーニングのことを、「サスペンショントレーニング」と呼びます。
サスペンショントレーニングとは
サスペンショントレーニングは、ただサスペンショントレーナーを使っていればいいというものではありません。
手や足の一部がサスペンショントレーナーに接し、かつそれと反対側の手や足、体の一部が地面に接しているトレーニングを、サスペンショントレーニングと規定しています。
TRXサスペンショントレーニングのメリット
ひとつの器具であらゆるトレーニング
TRXサスペンショントレーニング最大の利点は、同じ器具であらゆるトレーニングに取り組むことができる点です。
筋トレをするとなると、上腕を鍛えるならダンベル、チンニング(懸垂)ならスタンド、そしてそれだけでは飽き足らずスポーツジムに通うなど、ついあれもこれもと試してみたくなります。
もちろんそれぞれに効果的ではあるのですが、費用面を考えるとなかなか厳しいものがあります。
自宅の場合、保管スペースが問題になることもあるでしょう。
TRXサスペンショントレーニングでは、使い方を工夫することであらゆる筋肉を鍛えることができます。
持ち運びに便利
2つ目のメリットは、どこにでも持ち運んでトレーニングをすることができる点です。
本体自体も非常に軽く、標準的な「TRXホームキット」には、ドアアンカーやサスペンションアンカー、メッシュケースまで付属していますので、自宅以外でのセッティングも難しくありません。
TRXサスペンショントレーニングのデメリット
TRXサスペンショントレーニングにデメリットがあるとすれば、トレーニングを習得する手間がかかる点でしょうか。