気になる脇腹の贅肉
年齢を経るにつれ、身体の弛みが気になっている方は多いのではないでしょうか。
特に脇腹に脂肪が乗ってしまい、それでいて何の対策も取らずに放置している方もいるでしょう。
或いはトレーニングで脂肪を減らそう、スリムな体型を目指そうと意気込んでいる方も、腹筋や有酸素運動をやっていれば自然に落ちるだろう、などと考えてはいませんか?
残念ですが脇腹周辺の贅肉に関してはもう少しシビアに考えるべきでしょう。
何故なら脇腹の贅肉は非常に落ちにくいのです。
有酸素運動では長い時間が掛かる
無論、脂肪ですのでカロリーをコントロールした上で有酸素運動を行い、摂取カロリー以上に脂肪を燃やすことが出来れば痩せられます。
有酸素運動と食事制限を継続すれば、いつかは脇腹の脂肪を落とすことが出来るでしょう。
ただ、それだけでは美しいウエストラインを取り戻すまでに相当な時間が掛かってしまいます。
脇腹の脂肪が落としにくい理由
臓器を守る骨と筋肉
何故、脇腹の脂肪は落ちにくいのでしょうか。
人間の胴体には、生命維持に欠かせない様々な臓器が収まっています。それら大切な臓器を衝撃から守るのは基本的に骨や筋肉の役目です。
肋骨はその役割をこなす典型的な骨格ですし、腹直筋などもそうです。
筋肉が衰えると贅肉が臓器を守る
特に腹部は骨がないため筋肉によってガードします。
しかし加齢や運動不足によってその筋肉が弱ると内臓のリスクが高まってしまいます。
そこでリスクヘッジとして筋肉に替わって内臓を守るのが贅肉なのです。
贅肉は、力を入れると硬くなり内臓に伝わる衝撃を緩和したり、時には弾き返して内臓を守ってくれます。
要するに、筋肉が衰えた身体とって脇腹の贅肉は必要があってついているのです。
脇腹の筋肉を鍛えて贅肉を撃退!
腹部に脂肪が溜まりやすいメカニズムはご理解いただけたでしょうか。
他の部分の脂肪に比べて腹部の脂肪が落ちにくく、最後まで残ってしまうのはこのような仕組みのためです。