速さ=回転(ピッチ)×歩幅(ストライド)

美しいスタートを決めた短距離走者たち

速さとは、回転(ピッチ)と歩幅(ストライド)によって決まります。
回転(ピッチ)に大切なことは、つま先を地面に着けないことだと言えます。

では歩幅(ストライド)はどうでしょうか?
歩幅(ストライド)に関しては、闇雲に大股にすれば良いものではありません。
あくまで自分に適した歩幅を認識し、その上で筋トレなどの能力を磨いて徐々に広げていくことこそが重要です。

効果的な筋力トレーニング

短距離スタート

ここまで短距離走で走りを速くする為の知識をお伝えしてきましたので、ここからは走力アップに効果的な筋力トレーニングについてご紹介します。

筋力トレーニングは、今まさに鍛えている部位を意識しながら行うとより効果を得られます。この点を踏まえつつ是非チャレンジしてみてください。

レッグプレス

  • 実施回数:左右各10~20回
  • 目的:腓腹筋の強化。

※腓腹筋とは?
非常に力が強く、足関節の底屈と膝関節の屈曲を荷っている筋肉です。

レッグプレスで重要になるのが足を置く位置
足の裏をべったりと着けるのではなく、つま先だけがプレートに着いた状態がベストです。
背中を伸ばして真っ直ぐな姿勢でシートに座ると更に効果的です。

逆シットアップ

  1. 体育座りの体勢になり、柵などに足を掛けます。膝裏が柵に当たっている状態です。
  2. 胸を張ったまま上半身を後ろに倒していきます。
  3. 上半身を真っ直ぐな状態に保ちつつ、地面すれすれまで背中を倒します。
  4. ゆっくりと元の位置まで戻します。
  • 実施回数:10回
  • 目的:大腰筋の強化。

※大腰筋とは?
上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉であり、内臓よりも深部にあるインナーマッスルの一つです。

シットアップ(腹筋)の逆バージョンと考えると捉えやすいでしょう。
シットアップは上半身を地面に着けた状態から持ち上げていきますが、このトレーニングでは上半身を倒していく時に下腹周辺に負荷が掛かっていることを意識して行います。

バタ足腹筋

  1. 地面に仰向けに寝転がり、後ろに立っているパートナーの足を持ちます。身体は水平になるように足を軽く浮かせましょう。
  2. 身体を伸ばした状態でバタ足をします。
  • 実施回数:30~50回
  • 目的:大腰筋の強化。

二人一組で行う腹筋トレーニングです。

ポイントは地面と身体を水平にすること。
腹筋を伸ばした状態でバタ足することで、通常のトレーニングよりも強い負荷を掛けられます。

鉄棒バタ足

  1. 鉄棒にぶら下がり、足を腰と水平の状態にします。真っ直ぐ一文字になるよう意識しましょう。
  2. 真っ直ぐに足を伸ばした状態から上下にバタ足をして、骨盤周辺の腹筋に負荷を掛けます。
  • 実施回数:10回
  • 目的:体幹の強化。

※体幹とは?
骨格を基礎とした胴体部分のこと。人間の手足と頭を除いた胴体部分を大まかに体幹と呼びます。

正しい姿勢をキープして、しっかりと負荷を感じながらトレーニングすることが大切です。

サイドジャンプ

  • 実施回数:10回を5往復
  • 目的:大殿筋の強化。

※大殿筋とは?
お尻の部分をカバーしている筋肉です。
立ち上がったりジャンプをするような動作で重要な役割を果たします。

しっかりとお尻を使って身体を支えなければ安定した着地が出来ません。正しい姿勢をキープするよう心掛けましょう。
また、自分が真ん中から動かずにサイドジャンプが出来ているかを確認するため、ラインなどを引き目安にしてください。

まとめ

短距離走で走りが速くなる為の知識と、その為の筋トレ方法をご紹介しました。
正しい方法や姿勢でトレーニングを行えば成果が表れてきますので、継続して行いましょう。

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