筋肉痛はなぜ起こってしまうのか?
筋肉痛が発生してしまう原因は、運動や筋トレなどを行なうことで筋肉に乳酸が貯まってしまうことと、運動や筋トレなどにより損傷した筋肉を治そうとする過程で発生する痛みによるものだといわれています。
これは逆に考えれば、運動や筋トレなどで筋肉痛が発生した場合は、動作においてしっかりと筋肉が使用されているということです。
運動の直後に発生する筋肉痛は、筋肉が断裂してしまった場合や、貯まってしまった乳酸によって痛みが生じているといえます。
一方、運動の後数時間から数日程度の期間を経てから起こる筋肉痛もあります。傷ついた筋肉はまず分解され、その後に新しい筋肉が作られます。つまり遅く発生する筋肉痛は、筋肉の機能と組織を回復させるためのものだといえます。
筋肉痛が数日以上遅れて発生する理由とは何なのでしょうか。年齢が1つの理由だともいわれています。しかし現実的には年齢が理由というよりも、筋肉そのものがすぐに筋肉痛になるレベルにさえ達していなかったという理由のほうが可能性として高いようです。
若いのに筋肉痛が遅れて発生してしまうのは、普段から運動や筋トレを継続的に行なっていない方が、突然運動や筋トレをしてしまうからだといえます。
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筋肉痛の回復に効果的な食事とは?
筋肉痛に効く2大必須栄養素はタンパク質とクエン酸
筋肉は主にタンパク質で構成されています。タンパク質を摂取することが、傷ついた筋肉を修復する近道です。タンパク質は、肉類や乳製品・大豆などの中に含まれています。
また、適量の炭水化物をタンパク質と一緒に摂ることができれば、ある程度筋肉の修復を早く進めることができるといわれています。タンパク質は、運動や筋トレの後30分以内に摂取することがおすすめです。
筋肉痛の回復に役立つといわれるクエン酸は、筋肉痛の原因といわれている乳酸を分解して燃やしてくれます。黒酢やレモン・いちごなどのフルーツに多く含まれており、疲れにくい体になります。
筋肉痛に効く栄養素を補助的に助けるビタミン群
ビタミンCには、体の中にある有害物質を体の外に排出する作用があります。ビタミンCが多く含まれている食材は、ピーマンなどの野菜やレモンなど果物です。
ビタミンBには、糖質を燃焼させてエネルギーに変換してくれる作用があります。ビタミンBが不足してしまうと筋肉を動かしづらくなり、傷ついた筋肉の修復が遅くなってしまいます。