まずはプロテインのことを知ろう!糖質制限との関係は?
数ある栄養素のうち三大栄養素と呼ばれているのが炭水化物(糖質)・脂質・タンパク質。その中でもタンパク質を特に英語表現したのがプロテインです。
糖質制限時においては、PFCバランスと表現されている三大栄養素のバランス中、特に糖質を大幅にカットすることになります。それに対し、タンパク質や脂質の量を増やします。
また、糖質制限を行なっている最中は、体が自ら糖を生み出そうとする糖新生という現象が起こります。この時に必要となるものの1つが、タンパク質を分解することでできるアミノ酸です。
筋肉を主に構成する成分はタンパク質。糖新生が起こる時点でこのタンパク質を分解する必要があるため、タンパク質は特に意識しながら摂取しておかないと、筋肉量が減ってしまうことさえあります。
糖質制限中におけるタンパク質の摂取は、肉や卵・チーズなどの自然食材から補給するのが最も望ましいとされていますが、そのような環境が難しい場合は、補助的なものとしてプロテイン飲料を利用するのも有効な手段の1つといえるでしょう。
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糖質制限中にプロテインを摂取することの大切さ
糖質制限中は、糖質を特に多く含むとされる炭水化物について、ほとんど摂取することができません。
糖質が不足してしまうと、その代わりに脂肪と筋肉を分解してエネルギーを生み出そうとするため、糖質制限中は必然的に筋肉量が減ってしまいます。
それを防御するためにもタンパク質を豊富に含んでいるプロテインを摂取することはとても有効であり、プロテインによってさらに筋肉を増加させることも可能です。
筋肉量と、基礎代謝量は比例しています。よって、エネルギーをたくさん消費して糖質制限の効果をさらに高めるためには、筋肉量を増加させることが重要となります。
糖質制限を前提としたプロテイン飲用のタイミングは?
食事の間に間食として飲用
糖質制限に失敗する人の中で特に多く見られる現象が、空腹時に我慢できず甘いものを多量に摂取してしまう行為です。
空腹時に甘いものが欲しくなってしまうのは、糖質不足を空腹時に本能として感じてしまうからです。糖質制限によるダイエットをなるべく失敗させないようにするためには、空腹の状態を作らないことがポイントとなります。
空腹状態を作らないようにするためにも、プロテインを補助的に間食として利用するのは、カロリーや糖質量の計算・摂取タイミングとして最も適しているといえるでしょう。
筋力トレーニングの後に飲用
強度の高い運動や筋力トレーニングを行なうと、筋肉内においてエネルギー源となるグリコーゲンが枯渇してしまい、そのエネルギー不足を補完するためタンパク質を分解しようとします。