大腰筋は内臓にも密接に関係しています。
大腰筋の衰えによって胃や腸などが正常に働かなくなったり、スムーズに機能しなくなる原因になるのです。
内臓の働きが鈍くなると便秘や下痢・むくみが起こるケースもあります。
骨盤が歪みお腹周りの内臓が正常に機能しなくなると、代謝も下がり、太りやすいお腹になってしまうのです。
大腰筋のトレーニング種目
大腰筋を鍛えることで、ここで挙げたトラブルを改善したり、予防することが出来るのです。
では大腰筋を鍛えられる筋トレ種目についてご紹介します。
シットアップ
まずはお馴染みの腹筋運動、即ちシットアップです。
- 仰向けになり、膝を立てます。両手は耳の横に添えましょう。
- ゆっくりと息を吐きながら反動をつけずに上半身を起こしていきます。
- 息を吸いながら、上半身を下げます。
■トレーニングのポイント
脚の筋肉や反動に頼らずゆっくり確実に行った方が効果が出ます。
回数を稼ごうと勢いをつけて行う方がいますが、上げる時も下げる時も腹筋を意識しながらゆっくり行って下さい。
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ニーレイズ
次にご紹介する二―レイズは腰の負担も比較的少なく、気軽に始めれるトレーニングです。
- 仰向けに寝て、両膝を90°に曲げます。
- 両腕を頭の後ろに組み、両足を床から10センチ程の位置をキープします。
これがスタートポジションです。 - 息を吐き出しながら、股関節を90°までゆっくりと持ち上げていきます。
- 息を吸いながらゆっくりと脚をスタートポジションに下げていきます。
ニートゥーエルボー
二―トゥーエルボーは四つん這いになって股関節を動かすトレーニング方法です。
- 膝を立て、四つん這いになります。
- 上半身を動かさないように右膝を右肘に引き付けます。
- 右膝を戻し、左膝を同じ様に左肘に引き付けます。
- 左膝を戻します。
■トレーニングのポイント
慣れてきたら、肘に向かって真っすぐ伸ばしていた膝を、対角に少し斜めに伸ばすとより効果が現れます。
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まとめ
大腰筋の筋トレは、初心者・高齢者は勿論、様々なスポーツを行う上で正しいフォームへと導く筋肉でもあります。
強靭な体幹を作る為にとても重要な筋肉ですので、是非日々のトレーニングに取り入れてみて下さい。
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[マッスルエレメンツ]