とは言え、ストレッチをしていても怪我はする可能性はあります。
あれ程入念に準備運動を行うスポーツ選手であっても、怪我のニュースは頻繁に耳にするでしょう。
しかしこれはストレッチが無駄であるという証左にはなりません。
アスリートの怪我というのは往々にして酷使しているからこその怪我が多いのです。
例えばサッカーの選手がハムストリングス等を痛める場合や、野球選手が肩を痛める場合は、疲労が溜まっているのに無理をしたり、かなり球数が増えているのに継続してピッチングしたり、というような原因が挙げられます。
ごく一般の方であれば、ストレッチをすることで怪我のリスクはまず排除される筈です。
患部に近い足からストレッチする
ストレッチをすることで周囲の筋肉をほぐし、柔らかくすることで腰痛の軽減を期待出来ます。
腰を動かすのが手っ取り早く感じられますが、痛みがあって出来ないという可能性もあるでしょう。
腰に近い足の筋膜を保護してやることで、まずは痛みを軽減していきましょう。
筋肉の張りを取るストレッチ
- 猫背にならないよう気をつけて、椅子に浅く腰掛けます。頭はしっかりと立てましょう。
- 片方の足を伸ばします。
- 前に体を倒します。
- 太ももの裏の筋肉に引きつりを感じたところで止めます。
- 引きつっている筋肉を、臀部からひざの裏に向かって、手のひらでソフトに撫でます。
まずは各足10回ずつ行いましょう。
ストレッチの注意点
このストレッチを行うと徐々にと筋肉の張りが取れていく筈です。
直接腰のストレッチを行う前の第一段階と考えてください。
もしも改善の兆候が見られなかったり、却って痛みが増すようなことがあれば直ぐに中止します。
ほぐれてきた感覚があれば次のステップに進みましょう。
しっかり腰に効かすストレッチ(キャットバック)
- 四つん這いになります。
- そのままお腹をグッと上に引き上げるイメージで背中を丸めましょう。
- 背中を下に落とし、背中をそらせ1分間キープします。
- 四つん這いに戻ります。
いよいよ腰を直接ストレッチしていきましょう。
このストレッチで背骨周りの細かい筋肉、脊柱起立筋を動かします。
このストレッチは体勢が猫が伸びをしている恰好に似ているため、キャットバックと呼ばれています。
※ストレッチの注意点
腰痛を発症している方はいきなり思い切りやるのは避け、少しずつ様子を確認しながら行いましょう。
少しでも違和感を覚えたら中止します。
ストレッチを行うタイミング
最後にストレッチを行うタイミングについてご説明します。
しっかり湯船で温まった入浴後は筋肉が柔らかくなっています。
逆に体が冷えている時はほぐすのにも時間がかかりますし、無理をすると怪我をする可能性も高まります。
このようにほぐしやすいタイミングで行うのもストレッチのコツです。体の様子を見ながらトライしてみてください。
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