大胸筋は乳房よりも深部にあるため、大胸筋が大きくなり厚みが出れば、その分バストは盛り上がります。
筋肉量が増えるに従って脂肪の燃焼効率も上がってしまうため、そのバランスに関しては何とも言い難いのですが、脂肪を落とし過ぎずに大胸筋を鍛えることが出来れば上向きのバストを作れるのです。
筋肉の部分肥大は可能
筋肉は脂肪と違い、基本的に鍛えた部分が肥大するので、鍛えたい胸と鍛えたくない胸以外とで差をつけるのはある程度であれば可能です。
とは言え、大胸筋のトレーニングによるバストアップはデリケートに行いたいところです。筋トレに注力するのではなく、まずはストレッチや簡単なエクササイズによる調整や、姿勢の改善によって美しいボディラインを作ってみては如何でしょうか。
バストアップのため巻き肩を解消する
胸の位置が下がってしまっている原因が巻き肩にある方は多いです。
巻き肩とは、肩が内巻きになってしまっている状態を指します。
長時間のデスクワークなどで背中を丸めている時間が長くなると、大胸筋の柔軟性が損なわれ、更には大胸筋と繋がっている二の腕部分の骨である上腕骨が大胸筋に引っ張られて前に出てきてしまうのです。
本来、胸を張ってバストを上向きにしたいところですが、巻き肩の方の場合、胸が中央に押し込められてしまっています。
単に外見上の問題だけならまだしも、猫背が固定されるため呼吸が浅くなりますし、姿勢の乱れによって肩コリや腰痛を引き起こすケースも目立ちます。
巻き肩を解消できるバストアップストレッチ
巻き肩を解消する方法は意外にも簡単です。
次にご紹介するストレッチを行えば、比較的早く巻き肩を改善することが出来るでしょう。
バストアップストレッチのやり方
- 壁の横に立ち、挨拶するような形で右手の手のひらを壁につけます。肩の力は極力抜きましょう。
- 手だけそのままで身体、顔、足の向きを徐々に左に向けてください。慌てて一気に行わず、ゆっくり身体の向きを変えることを意識してください。
- 呼吸は止めず、30秒間伸ばしたら元の位置に戻ります。
これを左右各3セット、じっくり行ってください。
動画で確認!巻き肩のストレッチ
こちらの動画でも巻き肩のストレッチ方法を確認してください。
また、自分が巻き肩なのか判然としない方は動画を参考にセルフチェックしてみましょう。
まとめ
如何でしたか?
今回ご紹介した大胸筋のストレッチを繰り返し行うことで、美しいバストラインを手に入れて、軽視されがちなストレッチの重要性に目を向けていただきたいところです。
尚、筋トレをしているからといって、大胸筋のストレッチをしなくても良いという訳ではありません。
トレーニングに励んでいても可動域を広げるような動きがなかったり、同じ動作ばかりしていると筋肉の柔軟性は落ちます。是非トレーニングの前後にこのストレッチを取り入れてください。
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