5~8㎏の防具を着けて、早く走るスピードとぶつかり合っても負けないパワー、そして動き続けるスタミナが求められるアメリカンフットボール。最高のパフォーマンスをするにはスパイクも重要なポイントです。
今回はアメリカンフットボール用のスパイクをおすすめ人気ランキングと題して7つ紹介します。このサイトを見ればスパイクの選び方やどんなスパイクに人気があるのかがすぐに分かります。ぜひチェックしてください。
アメフト用のスパイクはフィールドで選ぶ
アメリカンフットボール用のスパイクの選び方について解説していきましょう。数あるスパイクの中から自分に合ったものを選ぶためには商品を絞り込む必要があります。その基準のひとつがフィールドです。
まずは試合や練習をするフィールドを基本にした選び方を紹介します。
クリーツとは
フィールドによるスパイク選びの説明の前にクリーツについて解説しておきましょう。クリーツとは、アメフト用スパイクの裏の突起部分を指します。ラグビーではポイントと呼ばれている部分です。
クリーツにはアルミ製・ナイロン製・ ナイロン(スチール入り)製 の3種類があります。アルミ製は硬く耐久性があるので土のグラウンドでの試合や練習に用いられます。
ナイロン製はアルミ製よりも柔らかいクリーツです。土のフィールドで使用すると早くすり減るため、主に芝のフィールドで使用します。芝を傷つけにくく、軽いのが特徴です。
ほかにも柔らかい素材のクリーツがあり、合成樹脂製やプラスチック製などが挙げられます。
ナイロン(スチール入り)製 はスチールが含まれている分ナイロン製よりも耐久性が良いのがメリット。もちろん芝を傷つけにくいので、芝生でのプレイにも使用できます。
長さにも違いがあり、13㎜や16㎜、18㎜などさまざまなタイプが存在します。フィールドの状態によって使い分けると良いでしょう。長いタイプは主に雨の日に用いられます。
芝ならナイロン製クリーツのスパイク
プレイするフィールドが芝なら、ナイロン製クリーツのスパイクが良いでしょう。芝は繊細なため、痛みを防ぐ目的でアルミや金属性のポイントが付いたスパイクの使用を禁止しているところが多いです。
ナイロン製であれば芝を傷つけることなく足元の安定感や瞬発力を発揮できます。また、アルミ製と比べて軽いのでフットワークが必要なポジションならクリーツがナイロン製のスパイクを選ぶことをおすすめします。
上記で紹介した合成樹脂製やプラスチック製のクリーツも芝生を傷つけずに試合や練習ができます。硬い土で使用すると消耗が激しいので、芝や柔らかい土で使用しましょう。
土ならアルミ製クリーツのスパイク
プレイするフィールドが柔らかい土なら、ナイロン製でもアルミ製のクリーツでも使用が可能です。ただし、硬い土のフィールドだと摩擦も激しくクリーツの消耗も早いためナイロン製だとすぐにすり減ってしまいます。
硬い土での試合や練習にはナイロン製よりも耐久性の高いアルミ製クリーツのスパイクがおすすめです。クリーツの先がアルミで出来ているので、硬い土でのプレイでも消耗を抑えられ踏ん張りも効きます。
もし雨が降ってフィールドがぬかるんでいる状態なら、長めのクリーツのスパイクをチョイスするのもアリ。クリーツがしっかりと土に入り込むので足が滑ることを防ぎ安定感が増します。
フィールドの状態を考えてスパイクをチョイスすることはとても大切なのでぜひ覚えておきましょう。
アメフト用スパイクは固定式と交換式がある
ナイロン製とアルミ製のクリーツがあることは上記で紹介した通り。「2足揃えるのは金銭的に難しい」という人には頭の痛い話だったかもしれません。
そこで紹介したいのが固定式と交換式のスパイクについてです。それぞれの特徴とメリット・デメリットも交えてお話していきます。
クリーツが固定されている固定式スパイク
固定式とは靴裏のクリーツがしっかりと固定されていて取れない状態のスパイクを指します。クリーツはナイロン製や合成樹脂・プラスチック製であることが多く、主に芝用として利用されます。
固定式はクリーツ着脱のための金属部分がないため、交換式よりも重量が軽くスピードを出しやすいといえます。一方で、クリーツが消耗したときには交換できないため、スパイクの買い替えが必要です。
軽さや走りやすさを求めているなら固定式スパイクが良いでしょう。コストを抑えたいという人にはあまり向かないかもしれません。
クリーツの交換ができる交換式スパイク
靴裏のクリーツを取り換えられるのが交換式スパイクです。クリーツがネジ加工されていて必要に応じてクリーツのみを取り外せます。
クリーツがすり減ったときや、 フィールドのコンディションに応じてクリーツを付け替えられるのも 交換式の大きなメリットだといえるでしょう。雨の日に土グラウンドでプレイや練習をするなら長いクリーツを選びます。
一方で、ネジ加工部分の加重で固定式よりも重量があり、足への負担も大きくなります。素早い動きが必要なポジションなら交換式はあまり向かないといえるでしょう。
スパイクを長持ちさせたいなら交換式がおすすめ
もしひとつのスパイクを長持ちさせたいと考えているなら断然交換式スパイクがおすすめです。上記でも紹介している通り、クリーツがすり減って地面にしっかりと刺さらなくなれば新しいクリーツと交換しなくてはいけません。
固定式はスパイクごと買い替えなくてはいけませんが、交換式ならスパイクはそのままでクリーツだけを新品に変えられます。コスト面も考えるなら交換式を検討するのもアリだといえるでしょう。
ハイカット・ミドルカット・ローカットも重要
アメリカンフットボール用のスパイクにはハイカット・ミドルカット・ローカットがあります。それぞれの特徴を知っておくと、スパイク選びに役立ちますよ。さっそく解説していきましょう。
ハイカットの特徴とメリット・デメリット
ハイカットは履き口が足首を覆うほど長いスパイクのことをいいます。足首までしっかりと覆うので安全性が高く、けがをしにくいのがメリットのひとつです。ただし、足首が固定されるので走りにくく、スピードが落ちる人もいます。
ミドルカットの特徴 とメリット・デメリット
ミドルカットも履き口が足首をカバーするほど長いですがハイカットよりも短くなります。足首が固定されるので踏ん張りが効きやすく、靴が脱げにくいので安全性も問題ナシ。
デメリットはハイカットと同様足首が固定されて可動域が制限されるため走りにくく、スピードが落ちやすいことです。とはいえ、ハイカットと比べると短いので極端に走りにくいとはないでしょう。
ローカットの特徴とメリット・デメリット
ローカットは普段見慣れているランニングシューズのような形で、足首が見えるスパイクのことをいいます。ハイカット・ミドルカットと比べて走りやすく、軽いのがメリットです。
ただし、 ハイカット・ミドルカット と比べて怪我をしやすくなります。そのため、ローカットのスパイクを履いてプレイするときには足首を保護するためにテーピングを巻きます。もしくはアンクルガードやサポーターを着けるなどして怪我の対策を考えておくと良いでしょう。
アメフト用スパイクおすすめ人気ランキング7位~4位
いよいよアメリカンフットボール用スパイクおすすめ人気ランキングの発表です。売れ筋を調べて順位の高かった7つの商品を紹介します。まずは7位~4位を見ていきましょう。
7位:asics TIGERRUGSEED3 TRW766
7位にランクインしたのはasicsのTIGERRUGSEED3 TRW766。人工皮革製のローカットスパイクです。クリーツが交換式なので劣化しても新しいものに替えることができます。
フィールドに合わせてクリーツを変更できるのもポイントです。
6位:adidas Freak x Carbon High
adidasのアメフトシューズ・Freak x Carbon Highが6位に入ってきました。ハイカットのスパイクなので足首も保護され安全性も問題ありません。重さは0.4㎏と軽いので、足への負担は心配ないといえるでしょう。
5位:NIKE Vapor Shark 3
5位にランクインしたのはNIKEのアメフト用シューズ・Vapor Shark 3 。固定式のローカットスパイクです。アッパーは軽量合成皮革で作られ、フィット感も抜群。
快適にプレイできるので本来の実力を存分に発揮することができますよ。
4位:asics ミサイル MP-L (現行モデル)
4位になったのはasicsのアメフト用スパイク・ミサイル MP-L (現行モデル) です。素材は人工皮革でヒールの高さは2.5㎝・ソールの厚さは2㎝となります。
アッパー、アウターソールとも高耐摩耗素材を採用しており、耐久性がアップしています。ワイド設計なので 足幅が広く甲高の人でも問題ありません。
アメフト用スパイクおすすめ人気ランキング3位~1位
ここからはTOP3の発表です。7位~4位までも人気の高い商品ですが、これから紹介する3商品はその中でも選りすぐりの物です。どんなスパイクが多くの支持を集めているのか、さっそく紹介していきましょう。
3位:Under Armour Highlight MC
3位はUnderArmourのアメフト用シューズ・Highlight MCがランクイン。 ハイカットなので足首回りをしっかりサポートしてくれます。
固定式なので柔らかい土や芝生の上でのプレイにおすすめです。レースアップだから自分の感覚に合った締め付け具合で履けるのも魅力だといえるでしょう。
2位:adidas 5-Star Mid Football
2位に入ったのはadidasのアメフト用シューズ・5-Star Mid Footballです。ミドルカットのスパイクで固定式になります。重さはわずか0.3㎏と驚くほどの軽さです。
サイドにはメッシュを使っていて通気性が良く、レースアップなので足首までしっかりと固定することができます。
1位:asics ミサイル FX2 (現行モデル)
TOPを飾ったのはasics のアメフト用スパイクシューズ・サイル FX2 (現行モデル)。人工皮革で作られていて、ヒールの高さは2.5㎝・ソールの厚さは2㎝です。
足幅が広い設計で軽く、値段も手ごろなので練習用として持っておくのもおすすめ。固定式でクリーツは合成樹脂製(ウレタン)なので芝を傷つけません。
スパイクが足にフィットしていないとパフォーマンスも下がります。ワイド設計で指のスペースが広く作られているので、「足幅が広い」または「甲高でほかのスパイクでは合わない」という人でも窮屈に感じることはありません。
まとめ
種類が豊富なアメリカンフットボール用のスパイク。その中から自分に合ったものを選ぶには、どんなスパイクが欲しいのかを理解することが重要です。ポイントとしては、フィールド・履き口の長さ・クリーツの交換の有無があります。
今回のランキングでは3つのポイントをすべて網羅した結果となりました。きっとあなたの探していたスパイクが見つかるはずです。ぜひ参考にして最高のパフォーマンスを引き出すスパイクを手にしてください。
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