シニアデビューして以来、華々しい活躍をしている紀平梨花選手。あどけなさの残る顔だちと美しい表現力はまさに「氷上の天使」といえましょう。美しく引き締まったボディラインはもちろんですが、いま目覚ましい活躍を見せる紀平選手の驚く体脂肪率が話題になっているのです。
今回は紀平選手が取り入れているトレーニングや食習慣を織り交ぜながら、腹筋を割るためのトレーニング方法や体脂肪率についてご紹介したいと思います。
体脂肪率は腹筋割りのバロメーター
氷の上で披露される華やかな紀平選手の演技は、厳しいトレーニングや練習の上に成り立っています。紀平選手のトレーニングメニューは専門トレーナーたちによって体脂肪率管理も含めた特別メニューが組まれており、スケートの練習以外でも欠かさず行われています。
引き締まったボディを目指すときにまず体重を気にする人が多いですが、本当に気にすべきは体脂肪率!
近年は健康に気を付ける人が増えてきたこともあり、健康のバロメーターとして体脂肪率が大きく注目されるようになりました。
つまり、体脂肪率が低ければそれだけ筋肉量が多いということ。体を覆う皮下脂肪が少なくなれば、皮下にある筋肉が自然と表れてきます。割れた腹筋が見えるということは体脂肪率が低い証なのです。
一般的な成人の体脂肪率は?
バネがあるしなやかなボディを作りだす筋肉作りをする過程で体脂肪率は大きな目安になります。
一般的に18~39歳までの成人女性の標準体脂肪率は25%前後。女性フィギュアスケーターの体脂肪率は平均10~15%といわれているので、一般平均よりもはるかに体脂肪が低いことがわかります。しかし紀平梨花選手の体脂肪率は世界のアスリートもさらに驚くほどのレベルなのです。
可憐な氷上の妖精の体脂肪率は6%!紀平梨花の驚きの体脂肪率
華やかな衣装に身を包み可憐に氷上で舞う姿からは想像もできないほどの筋肉を持った紀平選手の体脂肪率は、なんと驚異の6%!
体脂肪がわずか6%といえば、錦織選手やイチロー選手など世界で活躍する男性トップアスリート並みのレベル。男性アスリートでもなかなか到達できない体脂肪率の域です。紀平選手がいかに絞られた体を作り上げているかが分ります。
見た目以上にハードな審美系スポーツ!フィギュアスケートでは筋肉の“調整力”が勝利のカギ
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— Rika Kihira 紀平梨花 (@rika_kihira) August 1, 2018
観る人を魅了する優雅な演技をしながら自在に体をコントロールしながら超人的なジャンプやスピンの完成度で競うフィギュアスケートは、見た目以上にハードなスポーツ。大会のたびに最高の演技を披露するためにも試合前からの筋肉の“調整力”は欠かせません。
驚異的なスタミナとトリプルアクセルを軽々と飛んでみせる紀平選手の最強の武器は鍛え抜かれた筋肉です。しかし、以前の試合後にインタビューで「筋肉の調整ができていなかった」と演技を振り返っていたことがあります。
時差による睡眠不足で筋肉の緊張がほぐれていなかったことが要因としていましたが、その翌日のフリー演技の前に約1~2時間ほどの睡眠を取り筋肉の“調整”に努めたことが紀平選手サイドから明かされています。
筋肉の“調整力”とは?ベストコンディションをキープするポイント
筋肉の緊張状態が続き疲労が重なると、体調だけでなく筋肉のベストコンディションをキープすることも難しくなります。
腹筋などの筋肉のベストな状態をキープするために、ストイックにトレーニングをするだけでなく時には筋肉に休ませて良質な栄養と睡眠を取る“筋肉の調整力”がどれだけ大切かということが理解できます。
紀平選手は筋肉は鍛えるだけでなくしっかり休ませることも必要であることを心得ているのです。
腹筋が割れる条件とは?
紀平選手の割れている腹筋は、よく見ると華やかな衣装の上からでも見事な割れ具合がうかがえる時があります。それだけ鍛え抜かれた腹筋なのでしょう。
腹筋を割るためにはまず腹筋に働きかけるような過度なトレーニングをイメージしますが、腹筋が割れる前提条件として「体脂肪率」が大きく関係してくるのです。
腹筋が割れる最重要ファクターは体脂肪率
腹部の筋肉は、主に外腹斜筋・腹直筋・腹横筋、そして内腹斜筋の筋肉から構成されています。割れた腹筋となるのは腹直筋となりますが、左右合わせて8つのパーツに分かれています。
腹筋はすでに「シックスパック」の状態となっているのですが、腹筋を腹部の皮下脂肪が覆っているために腹筋が見えない状態になっているのです。
腹筋を割るには腹筋を鍛えるトレーニングに注力されがちですが、実は全身の体脂肪率を落とすことが最重要ファクターになります。
腹筋が割れる体脂肪率はどのくらい?
紀平選手の場合はすでにスケートの練習で知らず知らずのうちに腹筋が発達しており、さらに食生活の見直しやトレーニングを続けることによって体脂肪率を6%まで落とすことに成功しました。
すでに腹筋の凹凸が見える人であれば体脂肪率が15%程度でも腹筋は割れて見えてきます。しかし、腹筋が発達していない場合やトレーニングなどの刺激が少ない場合は体脂肪率10%程度まで落とさないと割れている腹筋が見えてこないこともあります。
腹筋が見える体脂肪率は腹筋の発達や体質などが影響するため、一概に体脂肪率を決めることは難しいのです。まずは自分の腹筋の状態や体質などを把握するようにしましょう。
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腹筋を割るおすすめのトレーニングとは?
体脂肪率を下げると同時に腹筋を割るためのトレーニングは必須ファクターになります。
短期間で腹筋を割りたい場合は、自宅でのトレーニングのほかに専属トレーナーをつけてジムに通うなど、プロに指導のもと腹筋に負荷をかけるハードなトレーニングが必要。
一方、ある程度時間をかけて腹筋を割っていく場合は、比較的軽めのトレーニングを長期間続けることになります。
今回は、期間に関わらず腹筋を割るためのおすすめのトレーニング5つをピックアップ!自宅にいながら簡単にできるベーシックエクササイズなので、日常生活の中に取り入れてみましょう。
体幹トレーニング
体幹トレーニングは腹筋トレーニングの前に行っておきたいベースエクササイズ。インナーマッスルを刺激し、体のバランスや姿勢の維持に効果があります。
紀平選手はスケートに氷上練習の他にバレエ、陸上トレーニングなどを取り入れています。まず体の軸となる体幹のトレーニングをしっかり行っているのです。