アンクルウェイトとは?
筋トレを継続的に続けていると、もっと効果的に筋力をつけたいと思うようになります。
そこで役に立つのがトレーニング器具ですが、トレーニング器具には様々なものがあります。
今回ご紹介するトレーニング器具はアンクルウェイトというものです。
アンクルウェイトは足首に巻くおもりで、動作により負荷をかけることができるものです。
パワーアンクルと呼ばれることもあります。
類似のトレーニング器具に、手首におもりを巻きつけるリストウェイトがありますが、使用方法や効果などが異なります。
アンクルウェイトを装着して運動を行うことで様々な効果を期待できます。
ウォーキングやジョギングに使用したり、ダイエット目的で使用することもできます。
ダンベルやバーベルは短時間で高負荷をかけるトレーニング器具ですが、アンクルウェイトは長時間で低負荷をかけるトレーニング器具です。
マジックテープで留めるタイプが多いので、取り外しが簡単で装着が容易なのも特徴です。
この記事では、アンクルウェイトの効果や使い方、注意点について解説していきます。
アンクルウェイトの効果
下肢三頭筋の強化
アンクルウェイトをつけてウォーキングやジョギングを行うことで、ふくらはぎの筋肉である下肢三頭筋により負荷をかけることができます。
下肢三頭筋は腓腹筋とヒラメ筋で構成されており、足関節の底屈、膝の屈曲に関与しています。
立つ姿勢では常に使用される筋肉であり、日常生活においてとても重要な筋肉です。
また、下肢三頭筋は肉離れしやすい箇所でもあるため、鍛えることで怪我を予防することができます。
アンクルウェイトを使用することで、下肢三頭筋をより効果的に鍛えることが可能です。
【関連記事】下腿三頭筋とは?ふくらはぎの鍛え方と筋トレ方法!
体幹の強化
体幹は頭部と手足を除いた胴体部分のことで、インナーマッスルと呼ばれています。
体の軸を安定させたり、姿勢を維持することに大きな役割を担っています。
体幹を強くすることで、日常生活が快適に送れるようになったり、スポーツでのパフォーマンスを向上させることができます。
体幹を鍛えるには軽い負荷のトレーニングを繰り返し行うことが効果的です。
軽い重量のアンクルウェイトは、持続的に体に負荷を加えることができるので、体幹を鍛えるのに有効なトレーニング器具です。
【関連記事】体幹とは?厳選!体幹トレーニング方法!その効果とメリット
持久力の増加
アンクルウェイトをつけてウォーキングやジョギングを行うことで、通常よりも体に負荷をかけることができるため、持久力の向上が期待できます。
ウォーキングするだけで筋力をつけることは難しいですが、アンクルウェイトをつけてウォーキングを行うと、下半身に適度な負荷をかけることができます。
アンクルウェイトは早く運動の効果を実感したいという方には便利なアイテムになります。
ダイエット効果
運動でダイエットを行う場合、脈拍をある程度上げて、脂肪を燃焼させる必要があります。
脈拍を上げるためには、少し強めの運動を行わなければなりません。
アンクルウェイトを使用すると運動の負荷を上げることができ、脈拍が上がるため、脂肪が燃焼してダイエットにつながります。
アンクルウェイトの選び方と使い方
アンクルウェイトは様々な種類が販売されているので、どれを購入すればいいか迷うかもしれません。
自分の用途に合ったものはどれかを考えて選択するようにしましょう。
重量ははじめは1キロ前後のものを選ぶといいでしょう。
慣れてきたら重い重量のものに挑戦してみましょう。
使い方は簡単で、きつ過ぎない程度にしっかりと足首に装着するだけです。
アンクルウェイトを装着して、ウォーキングやジョギングを行います。
また、アンクルウェイトをつけた状態で横になり、足挙げ運動を行うなどのトレーニングをすることも可能です。
以下の動画に詳しく解説されているので参照してください。
アンクルウェイトの注意点
足を痛めることがある
アンクルウェイトを継続的に使用していると、装着している足首の部分が擦り剝けることがあるので、違和感を感じたときはすぐに外すようにしましょう。
また、アンクルウェイトの重量が重過ぎると、体のバランスが崩れて怪我をする危険性があるので、適切な重量のものを使用するようにしましょう。
アンクルウェイトをつけて運動すると、普段よりも体に負荷がかかるので、無理をしないことも大切です。
脚力に効果があるかどうかは疑問視する声もある
アンクルウェイトをつけて運動すれば、脚力を鍛えることができると思うかもしれません。
しかし、アンクルウェイトは足首に巻くため、大きな負荷がかかるのは足首よりも下になります。
脚力は太ももの筋肉である腿四頭筋の筋力が大きな割合を占めているため、アンクルウェイトで脚力の向上は見込めないという意見もあります。
それでも、足を上げるときに大腿四頭筋に多少の負荷はかかっているので、継続的に使用することで脚力も向上すると考えられます。
フォームが崩れやすい
トレーニングで最も重要とされるのは”フォーム”です。正しいフォームでトレーニングするからこそ目的の結果が得られます。
ただ、アンクルウェイトで両足に重りを追加すると、正しいフォームが維持しずらくなります。2,3kgなら大丈夫…、と安易に追加すると逆効果になることもあるのです。
1度崩れたフォームを正しく矯正するのは難しいと言えます。まずは正しいフォームを身に付け、トレーニングに慣れてからアンクルウェイトを使うのが良いでしょう。