尚、シュラッグにはダンベルもしくはバーベルを使います。
ここではより汎用性が高く、保管スペースもとらないダンベルをおすすめします。
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肩を動かして肩こりを解消する
肩こりを悪化させる負のスパイラル
僧帽筋を鍛えると共に、肩周辺を頻繁に動かすことも大事です。
デスクワークが多い現代人にとっては、肩をダイナミックに動かす機会はあまりないでしょう。
運動をしていればある程度解消されるのですが、なかなかそうはいきません。
筋肉を動かさないとその部分の筋肉の柔軟性が落ちると共に、冷えやすくなります。先に述べた通り、こうして血行不良が起こり、肩こりが生じます。
また、肩や首周辺はリンパ節が多い箇所でもあります。
血液は心臓がポンプの役目を果たして血流を作りますが、リンパは筋肉の収縮と伸長によって流れているので、運動が減るとリンパの流れは非常に悪くなり、ここでも血行に悪影響を及ぼし、正に負のスパイラルに陥ってしまうのです。
血行不良を改善する方法
肩周りの血行には肩甲骨周辺の運動が重要です。
これには二つの方法があります。
まずは僧帽筋を鍛える運動を積極的に取り入れて運動量自体を増やし、肩周辺の活性化と柔軟化を狙うというもの。
そしてもう一つはマッサージやストレッチを行うことで肩周辺の筋肉をほぐし、リンパの流れを改善するという方法です。
巷では、肩甲骨の周辺をほぐしてあげることを「肩甲骨をはがす」と表現しています。
肩甲骨周辺の筋肉をほぐし、血行を改善し肩こりなどのトラブルを解消する、という手法はオーソドックスですが理にかなったアプローチです。
では、最後に肩甲骨はがしストレッチについて簡単にご紹介します。
肩甲骨はがしストレッチ
- 息を吸いながら両手の肘を背中の方に引き、左右の肩甲骨を中心に集めます。
背中はやや反り気味にして、5秒キープしましょう。 - エビのように背中を丸めるイメージで息を吐きながら、両腕を前方に伸ばして左右の肩甲骨を引き離します。
これを5回ほど行いましょう。
効果はすぐに感じられるでしょう。かなりスッキリして気持ちが良いはずです。
肩甲骨はがしストレッチについては、次の動画と関連記事も参考に取り組みましょう。
動画で確認!肩甲骨はがしストレッチ
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肩甲骨はがしストレッチのポイント
肩甲骨はがしストレッチは、朝起きた時や仕事の合間、お風呂上がりなど、隙間時間にトライしましょう。筋肉をほぐしつつ、リンパを押し流す効果も期待出来ます。
身体が冷えがちな冬は特に多めにやりましょう。
こうすることで肩こりや首の痛みの多くは解消、或いは改善するはずです。
逆にこのストレッチを行っても痛みが引かない場合は、別の原因で肩がこっている可能性が高いです。
痛みが伴う場合等は中断するとして、原因を探るためにも是非ストレッチにトライしてみてください。
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