この腕立て伏せでは床についた両手の人差し指と親指で三角形を作って行います。
通常の腕立てよりもかなり苦しい筈なので、スタンスに関しては慣れるまで各自調整しながら進めてください。
回数としては10回程出来れば良いのですが、追い込むトレーニングなので出来る限界の回数で構いません。
■トレーニングのポイント
ナロースタンスの腕立て伏せは通常の腕立てより不安定です。
バランスを取るために上腕三頭筋に効いてしまうケースも散見されます。
あくまで大胸筋の内側を意識して行いましょう。
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アイソメトリックを使う
大胸筋の内側を鍛えるトレーニングをもう一つご紹介します。
どこでも誰でも出来るアイソメトリックを使った方法です。
- 背筋を伸ばし、胸を張ります。
- 身体の正面で左右の手のひらを合わせます。指ではなく手のひらだけを合わせましょう。
- 10秒間、思い切り力を入れて押し合います。呼吸を止めずに行いましょう。
大胸筋は上下で整理した方がシンプルで鍛えやすい
大胸筋を鍛える上でおすすめしたいのは、先にお伝えした「上部と下部を意識すること」です。
外と内で大胸筋を整理すると、実はかなりトレーニングをコントロールするのは難しいのですが、上下であれば比較的簡単です。
上下を意識して満遍なく大胸筋を鍛えることで、大胸筋全部がパンプアップします。
大胸筋自体は一つの筋肉なので上下で分けてしっかり追い込んであげれば、内側もしっかり鍛えられるのです。
大胸筋上部に効く腕立て伏せ
- 肩幅より少し広めに手をつきます。
- お尻を高く上げましょう。このため足のポジションは通常よりも手に近い位置になります。
- 肩甲骨を寄せ、腰の角度をキープしたままゆっくり顔が床につく寸前まで降ろします。
- 肘がは外に張り出さないようにし、限界ま出来たら腕を伸ばし、元の位置に戻ります。
回数は5回くらいしか出来ないかもしれませんが、しっかり筋肉痛になるまで追い込みましょう。
■トレーニングのポイント
通常の腕立てに比べると前に落ちそうになる筈なので、それをしっかり我慢し、大胸筋の上部を意識して行いましょう。
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大胸筋下部に効く腕立て伏せ
- 椅子を用意し、椅子の両サイドをそれぞれ掴み、足の位置を下げて腕立て伏せの体勢を取ります。
- 胸を椅子に近づけていきます。胸をひらくようなイメージで、上体を下ろしていきましょう。
- 1、2を繰り返します。
こちらのトレーニングも、しっかり大胸筋下部を意識しながら行いましょう。
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まとめ
如何でしたか?
大胸筋トレーニングの難しさは鍛えるために必ず腕や肩と連動する必要がある点です。
大胸筋にだけ負荷を掛けて、大胸筋にだけ効かせる、というトレーニングは基本的に存在しません。ややもすれば背中や肩や腕の、別の筋肉たちがサポートしがちです。
内側に効かせるなどの細かい調整は、ある程度筋肉がつかないと難しいでしょう。
トレーニングをしながら微調整を行い、理想的なボディシェイプを手に入れましょう。
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